アルツハイマー型認知症の7つの進行段階とその症状

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アルツハイマー型認知症 症状

アルツハイマー型認知症の症状について見ていきます。

認知症には、さまざまな種類があります。そのなかの一つである「アルツハイマー型認知症」に着目していきましょう。

1.アルツハイマー型認知症はどんどん進行していく

認知症のなかには、「治る認知症」もあります。しかし、治る認知症は、割合としては全体の15パーセントであり、頭のなかに脳髄液がたまったタイプや、事故などで頭を打ち付けた際にできた血栓による認知症などの、限られたタイプです。それ以外のものは、進行速度などや症状には違いがみられますが、不可逆性です。そして、アルツハイマー型認知症も、この「不可逆性の認知症」に当てはまります。

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2.アルツハイマー型認知症は進行状況によって7段階に分けられる

さて、このアルツハイマー型認知症ですが、これは進行状況によって、7つの段階に分けられています。

2-1.段階①正常段階

通常の状態です。アルツハイマー型認知症の症状は見られません。

2-2.段階②年相応(非常に軽度の認知機能の低下)

年を取ると、誰でも物忘れが多くなります。その段階です。ただ、この段階のときは、「症状」としてはっきりわかるものではありません。

2-3.段階③境界型(軽度の認知機能低下)

この段階から、「アルツハイマー型認知症である」と言われるようになります。周囲の人も気づき始めます。

「この人はだれか」ということが分からなくなったり、新しく知り合った人を覚えられなくなったり、スケジュール管理能力が落ちていったりします。

2-4.段階④軽度(あるいは初期段階)

段階3よりも明確にわかり始める段階です。3桁の安産ができなくなったり、経理事務などの能力が減退したりします。これらに伴い、引きこもりがちになったり、人と触れ合うことにためらいを感じるようになります。

2-5.段階⑤中等度(あるいは中期段階)

この段階になると、人の手による支援が必要になります。現在の日時が思い出せなかったり、2桁の暗算ができなくなったりするため、仕事はもとより、日常生活を営むことも難しくなります。

しかし身体的な機能、身の周りのことを自分で行うこと自体には問題なく、習慣化している行動については、サポートは必要としません。

2-6.段階⑥やや高度(あるいは中期段階)

ここしばらくの記憶があいまいであり、排泄にも手助けが必要となります。近親者の顔は忘れてしまいますが、「近親者か、否か」の違いは判ります。また、自分の名前までは喪失しないことが多いようです。

人格的な変化が現れるのはこの段階です。

2-7.段階⑦高度(あるいは後期段階)

日常生活のほぼすべてを、人にゆだねている状態です。寝たきりなどになることもあり、自分自身のコントロールはほぼできません。食事をとることのみならず、「飲み込むこと」にも問題がでてきます。・

3.低い段階での発見と段階に応じた対応が必要

アルツハイマー型認知症は、確かに治らない病気です。しかし、薬などによって、進行を遅らせることができます。

家族にとって、「大切な人がアルツハイマー型認知症になった」ということを認めるのは、勇気がいることです。しかし早期に気づき、対応していくことは、アルツハイマー型認知症の進行を遅らせることに寄与します。

4.進行段階とアルツハイマー型認知症の寿命の関係性

アルツハイマー型認知症と寿命の関係については、いろいろと意見が出されています。若年性アルツハイマー型認知症の場合は10~15年と言われていますが、高齢者のアルツハイマー型認知症の場合、「平均寿命」に関しては諸説あり、断定するのが難しいのが現状です。7年~15年程度とも言われていますが、個人差によるでしょう。

5.まとめ

アルツハイマー型認知症の症状について見てきました。

アルツハイマー型認知症の症状の進行7段階
1.正常段階
2.年相応(非常に軽度の認知機能の低下)
3.境界型(軽度の認知機能低下)
4.軽度(あるいは初期段階)
5.中等度(あるいは中期段階)
6.やや高度(あるいは中期段階)
7.高度(あるいは後期段階)

アルツハイマー型認知症の場合、7段階にわけられています。早期に発見―治療することによって進行を遅らせることはできますが不可逆性の病です。早めに気づいて対処していくことが重要となります。

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