その症状もしかして?アルツハイマーが持つ3つの特徴的症状

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アルツハイマー 症状

アルツハイマーの症状について見ていきます。

アルツハイマーは、とても難しい病気です。この病気の特徴などについてみていきましょう。

1.アルツハイマーとは?

アルツハイマーとは、認知症の種類のうちの一つです。記憶障害などをもたらす病であり、1907年に、精神科医により報告されました。その原因についてはまだはっきりとは断定できませんが、βアミロイドというタンパク質がたまることによって起こる、と考えられています。

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2.代表的な3つの症状

アルツハイマーには、代表的な3つの症状があります。ここからはそれについてみていきましょう。

2-1.①記憶障害

記憶障害は、アルツハイマーの代表的な症状のうちの一つです。物忘れが頻繁に起こるようになります。スケジュールの管理が難しくなり、約束した日時などを思い出しにくくなります。

この「物忘れ」はしばしば、加齢や疲れによる単純な「思い出せないこと」と間違えられます。しかしアルツハイマーの場合、周りの人から、「この日に約束したよね」「この日の会議のことを覚えている?」と聞かれても、「その約束(会議)があったことそのものを忘れ、思い出せなくなる」という形で見られます。

2-2.②判断能力の低下

判断能力の低下も起こります。これによって、「今までできていたことが分からなくなる」という症状がみられます。代表的なのは、「料理」でしょう。料理というのは、なれてくれば、目分量や感覚で調味料の量がわかるようになります。しかしアルツハイマーを患ってしまうと、今まで作れていた料理が作れなくなったり、極端な味になったりします。これはただの「料理の失敗」で片付けられるものではなく、明らかな異常性がみられるものです。

2-3.③見当識障害

私たちは日常の生活のなかで、意識することなく、「現在いる場所」「今日の日時」などを把握して生きています。アルツハイマーにかかると、それらの認識が乱れてしまいます。これを「見当識障害」と呼びます。

「今日の日付」「今いる場所」などがわからなくなります。また、症状が進むと、一緒に住んでいた家族の顔やその人の立場(娘や夫といった続柄)もわからなくなってしまいます。アルツハイマーが家族にとって非常につらい病気であるのは、「自分の大切な家族が、私のことを認識できなくなる」という、この「見当識障害」によるところもあります。

3.さまざまな周辺症状

上であげた3つの例は、アルツハイマーの代表的な症状です。しかしそれ以外にも、「妄想」が出てくることもあります。よくあるのは、「財布を盗まれた」のような症状です。また、自分の家にいるにも関わらず、「自宅に帰るために」と徘徊が始まったりすることもあります。

4.症状の段階

人にもよりますが、アルツハイマーは、比較的ゆっくりと進行します。しかし不可逆性のものであり、治ることはない、と考えるべきでしょう。ここからは、「進行の段階」についてお話していきます。

関連記事:アルツハイマー型認知症の7つの進行段階とその症状

4-1.きわめて早期(アルツハイマーの前触れ)

言葉が出にくくなったり、軽微な記憶障害が起こったりします。しかしこのような症状というのは、単に「仕事をやめて、人とあまり話さなくなった人」などにも起こりうる症状であるため、その症状は、なかなか周りにはわかりにくいでしょう。

4-2.軽度

迷子になったり、同じ質問を繰り返したりするようになる段階です。忘れ物が増えてくるのもこの段階です。この状況になると、周りの人も、「何かおかしいかな?」と気づき始めます。しかし、自分の親などがアルツハイマーになったとはなかなか受け入れがたいことであるため、病院に連れていくことにためらいを感じるケースもあります。

4-3.中等度

この段階になると、記憶の混乱が起こりやすくなります。妄想などが出てくるのも、中等度以降です。日常生活を自分の力で行うことが難しくなります。

アルツハイマーには、しばしば「周囲への暴力」「大声」などの症状が伴います。これは軽度のときにも起こりうることではありますが、中等度から深刻化していくことが多いです。

4-4.高度

この段階になると、「周囲と関わる能力」そのものが衰え、身体的にも、寝たきりに近い状態になります。体重が減っていったり、飲み込む能力が衰えたりするため、人の手を借りなければ生活することができなくなります。

5.まとめ

アルツハイマーの症状について見てきました。

アルツハイマーの代表的な症状
1.記憶障害
2.判断能力の低下
3.見当識障害

アルツハイマーは、「今まで頼っていた人が変わっていく」という病気であり、親しい人であればあるほど、受け入れることが難しいものです。

しかしアルツハイマーは、徐々に進行していくものです。代表的な症状を知り、早期の段階で受診し、対策に努めるようにしたいものです。

参考:
http://www.ninchisho.jp/kind/01.html
https://info.ninchisho.net/type/t10
http://www.mental-navi.net/ninchisho/rikai/shojo1.html

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