らくらくホンからiPhone6sへの機種変更について見ていきます。
大人気スマートフォンであるiPhone。「使ってみたいけど、らくらくホンしか使ったことない自分に使いこなせるかなぁ?」とお悩みの方も多いのではないですか?
そんな不安からiPhoneに手が出せずにいるあなたに、iPhoneを使いこなすための方法についてご紹介していきます。
iPhoneはらくらくホンに比べてパソコン並にいろいろな機能がついているので、なんの情報も無しに買い替えても使いこなせずに戸惑われるかもしれません。
ただ、実はいろいろな機能がついている分、機械操作が苦手な方や小さい文字が見えないシニアの方でも便利に使えるようにもできているのです。
ここでは、iPhone6sを簡単に使うための方法と、買い替える上でかかるお金、毎月の料金などについてお話しします。
1.らくらくホンからiPhone6sに機種変更しよう!
- iPhoneを使ってみたいけど使いこなせるか不安
- 人気なのは知ってるけど、何ができるのかよくわからない
- 端末や月々の料金がとても高額なのでは?
9月9日に最新モデルiPhone6sが9月25日に発売されることが発表されました。
毎回新作が出る度にニュースで取り上げられるiPhoneですが、シニアの方からすれば、携帯電話を選ぶ基準は使いやすさ。大きい字に大きいボタン、機能といえば電話とメールを使えればよくて、カメラもあってもなくてもどっちでもいい。
そうなるとらくらくホンは本当に便利ですよね。
でも、iPhoneがどんどん流行り出して、初めのうちは自分には関係無いと思っていたけど、自分の息子・娘が使い出し、次第には同年代でも使い出す人がいて、がぜん興味がわいてきた、というところではないでしょうか?
ただ、操作は難しそうで使いこなせるか不安だし、実際何ができるのかも、毎月どれくらいのお金がかかるのかもよくわからない。
そんな風に考える方は少なくないようです。
いままでらくらくホンを使っていた人でもiPhoneは使いこなせるものなのでしょうか?
1-1.iPhoneなんて使いこなせる?
基本的な機能であれば問題なく使えるでしょう。
2~3歳児ですら、持たせてみるとスイスイ使い出してしまうほど直感的、感覚的に操作できるものです。
それにシニアの方でも使いやすいように、文字などの画面表示を大きく見やすくしたり、よく使う機能をまとめたり、といったことが簡単にできます。
若い世代だって、iPhoneを手にしていきなり使いこなしたわけじゃないですし、そもそもiPhoneに詳しい人であっても、すべての機能を使いこなしている人なんてなかなかいませんから、自分に必要な機能を少しずつ覚えていけばいいんじゃないでしょうか。
1-2.らくらくホンとiPhoneは何が違う?
見た目や操作が違うのは誰でもわかると思いますが、一体みんな何を求めてiPhoneに機種変更しているのでしょうか。
高機能カメラ、ゲーム、音楽プレイヤー、SNS(ソーシャルネットワークサービス)、LINE、動画サイト、テレビ電話……などなど、らくらくホンには無い機能がたくさんです。
※らくらくホンで使えるものもありますが、iPhoneの方が使いやすいことは間違いないです
簡単に言ってしまえば、手のひらに収まる小型の、電話機能付きパソコンを持ち歩いているようなものです。
そのアプリの追加によって、iPhoneはさらに便利なものになっていきます。
1-2-1.iPhone6Sに機種変更するメリット
- 「アプリ」が追加できる
- 写真をキレイに見られる
- インターネットの利用が快適
らくらくホンからiPhone6sに機種変更した場合の利点・メリットは以下の通りです。
■「アプリ」ケーション
iPhoneの一番の魅力ともいえる「アプリ」と呼ばれる便利な機能は、iPhoneを買った当初から入っているものだけでなく、自分で後から好きなものを追加することができます。
ニュースを快適に見られるアプリや、目的地までの道のりをカーナビのように所要時間つきで教えてくれるアプリ、娯楽のためのゲームアプリ、辞書のアプリやフリーマケットをするためのアプリもあります。
有料のアプリもありますが、多くは無料で提供されています。
■キレイな写真
iPhoneなら写真をキレイに撮って、キレイに見られます。
iPhoneに内蔵されているカメラは下手なデジカメよりも高機能、さらにiPhoneの画面はとても色鮮やかなので、自分で撮った写真をキレイに見ることができます。
現像しなくても、iPhoneの中で写真を整理でき、いつでも過去の写真を楽しめることも魅力です。
■インターネット
iPhoneの登場以来、インターネットを快適に行うための回線速度の向上が続いています。今後も通信速度はどんどん上がっていくでしょう。
また、iPhone本体の処理能力(計算能力みたいなもの)も優れているので、インターネットでの情報閲覧や動画観賞を行っていても、ストレスを感じることはあまりありません。
1-2-2.iPhone6Sに機種変更するデメリット
- 毎月の料金はらくらくホンより高め
- 慣れるまで意図していない動作が起きる
- バッテリーのもちが悪い
メリットだけではありません。以下、らくらくホンからiPhoneに機種変更した場合のデメリットです。
■料金は高め
使い方によっても異なりますが、月々の料金はらくらくホンのときと比べて1.5~5倍程度になると思われます。
■慣れるまで1~2カ月かかる人もいる
文字を打ち間違えた、押したいところと別のところを触ってしまう……とはiPhoneを使い始めの人からよく聞く話です。
らくらくホンとは基本的な操作が異なるので、慣れるまで1~2カ月程度はかかるかもしれません。
■バッテリーのもちが悪い
iPhoneは画面が大きく、その分ライト(明かり)に対する電力消費が多くバッテリーの減りが早いです。
また、パソコン並の処理能力や断続的に行っているインターネットとの通信も、バッテリーの減りを早くする一因となっています。
2.iPhone6Sを簡単に使おう!
- 「らくらく」使うための設定
- 「らくらくホン」化するアプリ
高機能で魅力的なiPhoneに機種変更したとしても、実際に使うことができなければ宝の持ち腐れです。
基本的な操作方法については店員さんに任せるとして、どうすればらくらくホンのようにシニアの方にも使いやすい設定にできるかを伝授していきます!
2-1.「らくらく」使うには?
- 大きい
- わかりやすい
iPhoneを簡単に使うためのポイントは「大きい」ことと「わかりやすい」ことです。
文字や絵などの画面に映るものは、大きい方が読みやすいし、指で操作するのも楽チンですよね。
また、わかりやすさも重要です。できる限り「むずかしい操作をしなくてもいい」ように設定していきましょう!
2-2.「らくらく」使うために設定を変更する
では早速、iPhone購入後にどうすればいいのか、以下におすすめの設定を独断と偏見で挙げてみました。
- 画面表示を拡大する
- 「自動ロック」の時間を5分にする
- 文字を見やすい大きさにする(拡大する)
- 文字を太くする
- メールは「メッセージ」アプリを使う(「メール」アプリは使わない)
- 英語キーボードを削除する(日本語キーボードだけにする)
- メールや電話以外のアプリで「通知」しないようにする
- 画面ロックにパスコードを使わない
- よく使うアプリを最初の画面に集める
- 「iPhoneを探す」をオンにする
全部で10個あるので、これ全部店員さんかお子さんにお願いしてください。
これだけの設定を、iPhone初心者が購入直後に自分でやるのは大変です。数年間iPhoneを使って慣れている人でも、むずかしいかもしれません。
私のおすすめは「キャリアショップ(いわゆるdocomoショップ、auショップ、SoftBankショップのこと)」で購入から設定までしてもらうことです。
キャリアショップは販売だけでなく、契約内容の変更や修理の受付など、携帯電話にかかわるあらゆる相談に乗ってくれるお店です。もちろん操作方法の説明や、設定の代行もしてくれます。
家電量販店や併売店(複数の携帯会社の契約を扱っているお店)は販売がメインのため、操作説明まではなかなか対応できないのが現状です。※なかには丁寧に説明してくれるスタッフもいますよ!
そういった意味で、キャリアショップの方が気兼ねなくお願いできますので、ぜひお近くの店舗に相談へ行ってみてください。
「いや、操作の練習も兼ねているから自分で設定したい!」というチャレンジングな方もいらっしゃると思いますので、以下に各設定の目的と方法についてまとめました。
ご自身で設定される方や、お子さんにお願いする方はご参考になさってください。
2-2-1.画面表示を拡大する
表示全般を大きくします。
設定>画面表示と明るさ>画面表示の拡大>標準→拡大
参考:http://miyatyan.com/2014/09/29/iphonerakurakuhonka/
2-2-2.「自動ロック」の時間を5分にする
iPhoneを操作せずに1分が経過すると画面が暗くなり、画面をタッチしても操作が効かない「ロック」状態になります。
電池節約のために便利な機能ではあるのですが、ロック状態から元に戻すためにボタンや画面を2~3回操作する手間がかかるので、頻繁に起こると煩わしく感じるかもしれません。
それを避けるために自動ロックになるまでの時間を1分から5分にしておくのです。
設定>一般>自動ロック>1分→5分
参考:https://www.youtube.com/watch?v=O6zgLd4fOyM
2-2-3.文字を見やすい大きさにする(拡大する)
表示する文字を大きくして、読みやすくしましょう。
設定>一般>アクセシビリティ>より大きな文字>より大きな文字>オフ→オン
設定>一般>アクセシビリティ>より大きな文字>より大きな文字>スライダで調節(右側が大きい)
2-2-4.文字を太くする
表示する文字を太くします。太くなることで文字がはっきり読みやすくなります。
設定>一般>アクセシビリティ>文字を太くする>オフ→オン
参考:http://www.ipodwave.com/iphone/howto/bold_text.html
2-2-5.メールは「メッセージ」アプリを使う(「メール」アプリは使わない)
「メール」アプリの方がらくらくホンでのメールに近いですが、「メッセージ」アプリはいままでのやり取りを一覧することができるためとても使いやすいです。
これに慣れたら、さらに便利&楽しいLINEアプリに乗り換えるのもいいですね。
参考:http://hibicollette.net/2012/12/rakuraku_phone_4/
2-2-6.英語キーボードを削除する(日本語キーボードだけにする)
意外と文字種類(日本語や英語など)の切り替えに戸惑われる方は多いです。
「どうしよう、英語でしか入れられなくなっちゃった……」といった声はよく聞きます。
なら、始めから英語入力はできないようにしておけばいいわけです。
あまり多くないと思いますが、アルファベットの入力が必要になったら、「えす」「おー」など日本語入力から変換することが可能です。
設定>一般>キーボード>キーボード>編集(画面右上)>日本語以外を削除する>完了(画面右上)
使う機会が多そうなメールアドレスも、「辞書登録」しておけばすぐに入力可能です。
参考:http://hibicollette.net/2012/12/rakuraku_phone_5/
2-2-7.メールや電話以外のアプリで「通知」しないようにする
「通知」と聞くとなにやらむずかしそうですが、普通の携帯電話でも電話やメールが来たら、
- 音がなる
- 振動する(バイブレーション)
- 画面が変わる(電話・メールが来たと表示する)
といったことが起きますよね?それが通知です。
iPhoneには色々な機能が詰め込まれているので、普段使わないような機能でも「通知」してくることがあります。
電話やメールでもないのに携帯電話が鳴ったらビックリするし、「いまのお知らせは一体何だったんだろう?」と困惑してしまう方も少なくありません。
なので、電話・メール以外のときは極力通知しないように設定しておくのが安心です。
設定>通知>各アプリ>通知を許可>オン→オフ
参考:https://www.youtube.com/watch?v=gj4bV-9SCRM
2-2-8.画面ロックにパスコードを使わない
iPhoneに限らず携帯電話には個人情報が満載なので、紛失・盗難時のことを考えると、パスワード(iPhoneではパスコードと呼ばれる)を設定して他の人が中を覗けないようにしておく方が安全といえます。
ただ、パスコードを設定すると、iPhoneを開く度に入力しなければいけないので、手間といえば手間です。
なら最初からパスコードを設定しないのも一つの方法です。その代わり、紛失・盗難を避けるための工夫を凝らすようにしましょう。
また、各携帯会社は緊急時に遠隔でiPhoneを操作することもできるようなので、紛失・盗難時にはすぐに連絡を取れるよう、電話番号を普段持ち歩いている手帳などにメモしておきましょう。
各携帯会社の紛失・盗難時受付窓口
- docomo:0120-524-360
- au:0077-7-113/(au携帯電話からかける場合)113
- SoftBank:0800-919-0113/(SoftBank携帯電話からかける場合)113
2-2-9.よく使うアプリを最初の画面に集める
iPhoneに使い慣れている人でも、頻繁に使うアプリは数えるほどしかないといわれています。
同じ画面に集めておけば、すぐ使えるのでおすすめです。
参考:http://iphonet.info/archives/336
2-2-10.「iPhoneを探す」をオンにする
紛失・盗難時に自分のiPhoneがどこにあるかを探すことができます。
ただし、これは事前の設定をしておかなければいけませんので、購入後すぐに設定を行い、機能をオンにしておきましょう。
参考:http://www.softbank.jp/mobile/support/iphone/trouble/findiphonepreparation/
2-3.iPhoneを「らくらくホン」化するアプリ
iPhoneの機能をシンプルに使えるようにした「ラクホン」というアプリがあります。
電話やメール、カメラといった基本的な機能に加え、自分がよく使うアプリを登録したり、緊急時の防犯ブザーとしても使えます。
ボタンと文字が大きいのでとても使いやすくおすすめです。このアプリさえ入れてしまえば、上に挙げた設定もほとんど必要ないかもしれません。
480円の有料版と無料版がありますが、あまり機能に差はないので無料版で十分でしょう。
ラクホン機能比較
http://www.rakuhon.jp/lineup/index.html
ラクホンは黒やグレーなど、色使いがやや地味です。カラフルな色味の方が好き、という方は子ども向けの「ラクホンキッズ」を使ってみるのもいいでしょう。
基本的な機能に違いはほとんどありません。
参考:https://www.youtube.com/watch?v=O_6JltDii4g
3.iPhone6sへの機種変更でかかるお金
- 手続きにかかるお金
- 毎月かかるお金
さて、iPhone6sに機種変更しよう、替えたいと考えたものの、「実際どれくらいのお金がかかるか」はしっかり把握しておきたいものです。
手続きにかかる初期費用も大事ですし、iPhone6sを使う上で毎月かかるお金も知っておきましょう。
ただ、先に言っておくと、iPhoneを使うんであれば、毎月のコストを何とか安くしようと無理をしない方が、ストレスが少なくていいと思います。
店員さんにどんな使い方をする予定かを伝え、その上でおすすめしてもらったプランをそのまま使うのがいいです。
プランは後から変えられるので、数カ月に一度キャリアショップで診断してもらえば十分です。
「店員なんか信用できない!どうしても自分で決めたい!」という方は、iPhone Maniaさんというサイトで各社のプランがよくまとめられているので、こちらを参考に決められるのがいいと思います。
参考:http://iphone-mania.jp/iphone6s-plan/
3-1.機種変更手続きにかかるお金
0~18000円程度が手数料としてかかります。
機種変更手続きにかかるお金は、現在の契約内容や携帯会社、また新しいiPhoneをどこの携帯会社で契約するかによって大きく変わってきます。
手数料がかかる分、キャッシュバックをしてくれる店舗もあるので、どうするのがお得かよく吟味してみましょう。
3-1-1.手数料
機種変更でかかる可能性のある手数料は以下の通りです。
- (新規契約/機種変更)事務手数料(約2000~3000円)
- 2年契約割引解約手数料(約10000円)
- MNP(他社乗り換え)転出手数料(約2000~5000円)
他社に乗り換える場合(docomoからau・SoftBankなど)には1・2・3すべてがかかる可能性があり、最大で15000~18000円程度になります。
いま使っている携帯会社を変えずに機種変更する場合は1しかかかりませんし、いま使っている機種次第ではこれも免除されるので「手数料がまったくかからない」ケースもあります。
「じゃあいま使っている会社で機種変更した方がお得じゃないか」と考えますよね?
でも実は他社乗り換えで契約すると、数万円(概ね3~5万円程度)のキャッシュバックをくれたり、毎月の料金を割り引いてくれるサービスが特別に付与されたり、などとかなり優遇されるので、結果的に乗り換えた方がお得であるケースは多いです。
じゃあどうしたらいいのか?
以下の手順が面倒と感じる方はいま利用している携帯会社でiPhone6sに機種変更し、面倒を感じない方はぜひやってみてください。
- 近所の携帯ショップ(家電量販店、キャリアショップ、併売店)で乗り換えキャッシュバックのキャンペーンをしているか確認する
- やっている場合は条件と金額を確認する
- 現在利用している携帯会社のキャリアショップに行くか、お客様サポートに電話し、「他社に乗り換えした場合、いくらの手数料がかかるか」を聞く
- 「2のキャッシュバック金額>3の手数料+3000円」なら乗り換えする(ただし、とても面倒な手続きになるのでその手間代も含めて検討してください)
3-1-2.乗り換え時に手数料以外で注意すること
- 携帯会社を乗り換える場合の主な注意点は以下の通りです。
- メールアドレスが変更になる
- 家族割引をしていた場合、割引が適用されなくなる
- 端末購入サポート割引が無くなる
- ポイントが無くなる
3-1-2-1.メールアドレスが変更になる
「@」以下の「docomo.ne.jp」「ezweb.ne.jp」「softbank.ne.jp」の部分は各携帯会社固有のものなので、会社が変わると使えなくなります。
ただ、一斉にメールアドレスの変更をお知らせするサービスやアプリもあるので、そこまで気にする必要はないかもしれません。
3-1-2-2.家族割引をしていた場合、割引が適用されなくなる
各社家族で同じ会社を使うと割引になるようなサービスを展開しています。解約して別の会社に移る場合、当然この割引は受けられなくなってしまいます。
ただし、この割引は通話定額や2年継続割引などの登場であまり意味のないものになりました。
他社乗り換えしようとすると「家族割引が使えなくなりますよ?」と引き止められると思いますので、「どういった割引がいままでされていましたか?」「別のサービスを使うことで同じような割引は受けられないですか?」と聞きましょう。
しぶしぶ教えてくれるはずです。
3-1-2-3.端末購入サポート割引が無くなる
いま使っている機種を買う際に、購入サポートとして毎月の料金を割り引いてもらっている可能性があります。
多くの場合、24カ月間割引が適用される契約になっていると思いますので、その割引が終わってから乗り換えするのも一つの方法かもしれません。
割引額があまり大きくないので、それよりも早くiPhone6sに替えたいということであれば気にしなくてもいいでしょう。
3-1-2-4.ポイントが無くなる
各携帯会社にポイントサービスがあります。
毎月の利用料に応じてポイントが貯まる仕組みになっていて、ソフトバンクのように「Tポイント」といった他サービスのポイントと連携している会社もあります。
他社に乗り換えると同時にこのポイントは消失してしまうので、乗り換え前に使いきっておくのがいいでしょう。
一昔前までは機種変更代や修理代くらいにしか使えませんでしたが、各種ギフトやお取り寄せに変換できたり、他社ポイントに引き継ぎができたりしますので、キャリアショップやお客様サポートに問い合わせしてみてください。
3-2.月々の料金
7500~11000円程度が毎月の料金としてかかります。
内訳は、
- 機種代金
- 基本使用料・通話プラン(電話)
- データ通信プラン(インターネット)
- オプション料金
といったところです。
それぞれについて見ていきましょう。
3-2-1.機種代金
iPhone6s本体を購入するためにかかるお金のことです。
iPhone6sは3種類あって、写真や音楽などのデータをどれだけたくさん入れられるかによって購入金額が変わってきます。
ちなみに一番容量(データを入れられる余裕)が小さい「16GB」でも、音楽だけなら1万5000曲くらい、写真だけなら3万枚くらい入ると思います。※条件によって数値はかなり変わるので目安です
とりあえず16GBを購入してもらって、2年くらい使ってiPhoneマスターになった頃に、新しいiPhoneが出てると思いますので、その時に64GBや128GBに変更したらいいんじゃないでしょうか。
「いや、自分は写真とか動画とかいっぱい撮るから最初から128GB買うんだ!」っていう人は止めませんが、かなりの確率で持て余すと思います。
iPhone6s 機種代金
※表
乗り換えの場合はdocomoが一番お得、それ以外はどの会社を選んでも大差はないです。
16GBで乗り換えなら毎月600円くらいですね。
3-2-2.基本使用料・通話プラン(電話)
携帯電話契約を維持するために必ず払わなければいけないお金であり、同時に通話の料金も決めるプランです。
3社とも「電話かけ放題プラン(税抜2700円/月)」を強く打ち出していて、店頭ではそれしか契約しちゃいけないくらいの感じで勧められると思います。(というかdocomoは「カケホーダイプラン」しか契約できません)
iPhone6s発売に合わせて新しく「電話かけ放題プラン」のライト版(税抜1700円/月)が使えるようになります。
1回の通話が5分以内であればこちらも電話がかけ放題になるようです。
ただ、この新しいプランがお得かっていうと、ちょっと怪しいです。
参考:http://www.gizmodo.jp/2015/09/31700.html
au、SoftBankは従来の料金プラン(税抜934円)である「LTEプラン」や「ホワイトプラン」を選択することもできます。
どの通話プランを選ぶかによって、次に紹介するデータ通信プランがどれを選ぶかが変わってきます。
もう既に「何言ってんのかわからない」という人は、店員さんに任せればいいと思います。というか、そうしてください。
日本の携帯電話料金プランは非常に複雑といわれていて、店員さんでもちゃんと理解していない人もいるくらいなのですから。
3-2-3.データ通信プラン(メールやインターネット)
メールやインターネットを定額で使うために必要なのが、データ通信プランです。
通話料金プランを何にしたかによって、選べるデータ通信プランが変わってくるので、これも店員さんに任せた方がいいでしょう。
大体4000~6000円くらいかかります。
3-2-4.オプション料金
iPhoneを失くしたときや故障してしまったときのための保険サービスや、留守番電話サービス、他の機器をインターネットにつなげるテザリングサービスなどがオプションサービスとしてつけられます。
壊したり、失くしたりしそうだな、という場合は保険サービスをつけ、留守番電話はあった方がいいという方はそれもつけるくらいで、他は特につけなくていいと思います。
保険と留守電を合わせて、500~1000円程度になると思います。
3-2-4.「強制加入オプション」は断れます
携帯電話の機種変更時に「これだけはどうしても加入してもらってます。◯カ月たったら解約してもらっていいんで」という意味不明なお願いをされたことはないでしょうか?
いわゆる「強制加入オプション」と呼ばれるもので、絶対使いそうにないサービスまで加入させられることもしばしばあります。
「これに入らないとどうなりますか?」と聞いてみましょう。
店舗によっては加入しないと数千円の頭金がかかるケースがありますが、オプションの解約を忘れて毎月料金を無駄にするよりはマシかもしれません。
それでも「絶対に加入してください」と主張してくるお店もあるので、その場合はその場でお客様サポートに電話をするのがいいでしょう。
「◯◯というオプションに入らなければiPhoneが購入できないといわれているが本当ですか?」と聞けば「No」と返事が返ってくるので、その旨を店員さんに説明しましょう。
しぶしぶ契約に応じてくれるはずです。
それでも頑として譲らないようであれば、そのお店で契約しても損をするだけなので別のお店に行くことをおすすめします。
3-2-5.各種割引サービス
3社とも以下のような割引を行っています。
- 乗り換え割引
- 自宅インターネットセット割
- 端末下取りサービス
割引内容に会社間で大きな違いはありませんが、いずれもお得に使う上で重要な割引ですので、チェックしておきましょう。
3-2-5-1.乗り換え割引
簡単にいえば「他社から乗り換えてくれれば料金を優遇しますよ」という割引です。
長期利用ユーザーよりもこちらの割引の方が高待遇なので、長く同じ会社を使い続けるよりも、定期的に乗り換えた方がお得といわれています。
3-2-5-2.自宅インターネットセット割引
各携帯会社は、自宅用の固定電話・インターネットサービスも提供しています。
そのため、自宅の固定電話・インターネット回線と携帯電話を同じ会社で使ってくれるなら、携帯電話料金を割り引きますよ、という趣旨のものです。
2015年9月現在では、
SoftBank(毎月1522~2522円×24カ月+3年目以降毎月1008円)>au(毎月1410~2000円×24カ月)>docomo(毎月1350円×12カ月)
の順にお得なようです。
3-2-5-3.端末下取りサービス
現在既にiPhoneなどのスマートフォンを使用している場合、機種変更時に下取りをしてくれ、毎月の料金から割引をしてくれます。
割引額は下取りする携帯電話とその状態によって変わってくるようです。
各社下取り金額一覧
- docomo:(乗り換え・機種変更共通)https://www.nttdocomo.co.jp/campaign_event/shitadori/index.html
- au:(機種変更1)http://www.au.kddi.com/iphone/campaign/trade-in/super/
(機種変更2)http://www.au.kddi.com/mobile/trade-in/
(乗り換え)http://www.au.kddi.com/mobile/trade-in/mnp-trade-in/?bid=we-ipo-2015-4010 - SoftBank:(機種変更)http://cdn.softbank.jp/mobile/set/common/pdf/campaigns/list/kisyuhen-shitadori/kisyuhen-shitadori20150911.pdf
(乗り換え)http://cdn.softbank.jp/mobile/set/common/pdf/campaigns/list/norikae-shitadori/notikae-shitadori20150911.pdf
4.iPhone6sを使う上で気をつけたいこと
- 端末本体が高額
- いままでと使い勝手が違う
- よくわからないと不安になる
最後に、iPhone6sを購入後に使っていく上での注意点や気をつけておきたいことについて触れておきます。
4-1.故障(破損・水没)
iPhone6sは端末本体が非常に高額なので、故障して修理する際にかかる金額も大きいです。
iPhoneの画面が割れたまま使っている人を見たことはないでしょうか?
あれは(恐らく)修理代金が高いせいでそのまま使っているんですね。
液晶画面破損だと、液晶を取り替えないといけないので、12000円以上の修理代金がかかります。
保険サービスに加入していても半額以上かかるようです。
端末が真っ二つになったり、水没したりして新品取り換えになった場合はその何倍もかかりますので、気をつけたいところです。
iPhoneをそのままで使うと落としやすく、破損させやすいので付属品をつけて工夫するのがいいでしょう。
4-1-1.iPhone6sを落とさないようにする
- ストラップをつける
- 滑り止めシートを貼る
- 止まって使う
ストラップをつけておくとひっかかりができて落としにくくなります。
iPhone6sにはストラップホールと呼ばれるストラップのひもを通すための穴が空いていないのですが、家電量販店の付属品コーナーでストラップをつけるためのアイテムが売っているので、それを使いましょう。
iPhone6sの背面に滑り止めシートを貼っておくのも、ツルッと手が滑って落とすことがなくなるのでおすすめです。
また、これは使う際のルールになるのですが、歩きながら使わないようにしましょう。
ポケットやバッグから取り出す際、操作する際、いずれも止まった状態で行うということが大事です。
4-1-2.iPhone6sを壊れにくくする
カバーやケースをつけると落としても破損しにくいです。
中には防水機能も備えるほどの完全防備ケースもあるので、ちょっと重たくなってしまいますが、破損が不安な方は検討してみてもいいかもしれません。
4-2.紛失・盗難
紛失は避けたいものですが、人間なので絶対失くさないなんてことはできません。
それより失くした場合にどうやって取り戻すか、どうやって被害を最小限に食い止めるかの方が大事です。
この方法については既に以下にて解説していますので、参考にしてください。
2-2-8.画面ロックにパスコードを使わない
2-2-10.「iPhoneを探す」をオンにする
4-3.ワンクリック詐欺
ワンクリック詐欺とは、何かのボタンを押したり、ページを開いた際に、「はい、中を見ましたよね?◯万円の請求です。あなたの身元もわかってるんで逃げられないですよ」と脅してくるやつのことです。
ワンクリック詐欺の画面を初めて見た人は不安で不安で仕方がなくなるでしょう。
実際に怖くなって何もしていないのに払ってしまう人も少なくないようです(払う人がいるからこんな詐欺がずっと横行している)。
でも、だいじょうぶです、断言できます。
無視してください。放置してください。
そもそも相手は連絡を取ることもできないですし、万が一連絡が来ても消費者生活センターに相談すれば解決します。
絶対にお金を払わないでください、払う必要はありません。
4-4.通信制限
通信制限とは、インターネットを使い過ぎの人の通信速度を数日間遅くする処置のことです。
ものすごく簡単にいうと、YouTubeなどのインターネット動画を見すぎると、この制限にひっかかってインターネットの利用が困難になります。
インターネット動画はテレビを持ち歩いているようで、いつでもどこでも時間を忘れて楽しめるのですが、他のサービスに比べて情報量が段違いに多いので気をつける必要があります。
動画以外で大きな通信量がかかるものはあまりないので、動画を見ない人にはあまり関係ない話です。
5.まとめ
らくらくホンからiPhone6sへの機種変更について見てきました。
iPhone6sを簡単に使う11のコツ
1.画面表示を拡大する
2.画面の明るさを常に明るくする
3.「自動ロック」の時間を5分にする
4.文字を見やすい大きさにする(拡大する)
5.メールは「メッセージ」アプリを使う(「メール」アプリは使わない)
6.英語キーボードを削除する(日本語キーボードだけにする)
7.メールや電話以外のアプリで「通知」しないようにする
8.画面ロックにパスコードを使わない
9.よく使うアプリを最初の画面に集める
10.「iPhoneを探す」をオンにする
11.「ラクホン」アプリを入れる
むずかしそうに見えるiPhoneでも、設定を変更したり、簡単にするためのアプリを入れたりするだけで格段に使いやすくなります。
「使ってみたいけど、使いこなせるか不安」というだけで迷われているなら、ぜひ機種変更されることをおすすめします。