お金

お年玉の相場はいくらぐらい?小学校入学前から社会人まで

お年玉の相場について見ていきます。

1.1年で最も支出の多い日が元旦

一年の計は元旦にあり……そして社会生活を送っていると考えなくてはならない支出がお年玉です。

子どもの頃には、まず親がいくばくかのお年玉を一年の豊富などと引き換えに手渡してくれ、その後親戚周りをすると個々にぽち袋に入ったお年玉をくれる…そんな経験に「大人」を感じた事と思います。

しかし年を重ねると、お年玉をねん出していた大人の懐事情に気づき、仕事に就けば子どもたちにお年玉を分配する額が大きい事にも気づくというもの。

まとまったお金が出ていく為、元旦は1年で最も支出の多い日なのです。

年が改まり消耗品を新しくし、年頭縁起物めいた買い物をし、更にお年玉を分配する…高校生などでは一人あたり10,000円ほどにもなる金額と親戚の子ども全員に対する配布という点で、お年玉は元旦の支出の大半を占めています。

お年玉の起源は、正月に供えものを下げ分配した事と言われていますが、シビアな現代では食べ物などだけでなく相場を把握しておく事も大切。

年代ごとどれ位の金額を貰うのか?

平均支出額は?

以下に気になるお年玉事情をまとめます。

1-1.お年玉は全部でいくらくらいあげる?平均支出額

お年玉の平均支出額は、果たしてどれ位なのでしょうか?

平均が分かれば毎年どれ位持ち出しがあるのかが分かります。

総務省統計局によれば、二人以上の世帯の1月1日の総支出は平成22年度で14516円、翌23年は14473円、翌24年は14280円。

このうち、「贈与金」と「他のこづかい」という項目が、いわゆる「お年玉」です。

こうしてみると9000円弱を「お年玉」として年始に分配している事になりますが、もっと多い、或いはまだ親戚の子どもが小さい為それほど高い金額を払っていないなど、さまざまな感慨があるのではないでしょうか。

1万円で出来る事がそれなりにある事を考えると、元日から大人は大変です。

2.年齢別|お年玉の相場

お年玉は年齢に応じて金額が変わります。

兄弟姉妹が居る場合、元旦にもらう金額の微妙な違いで改めて年齢差を感じさせられたという体験があるのではないでしょうか。

いざあげる側となった時にどの位の金額をどの年代に渡せば良いのかを把握しておけば安心です。

かつて子ども時代の自分は、大体幾ら貰って嬉しかったのか。

或いは貰ったお金をどのように計画して使ったのか。

自分の経験も思い起こしつつ、昨今のお年玉事情をすり合わせてみるのも一興。

同時にイマドキの子どもや若者が何を欲しがっているかを軽くリサーチすると、自分の年代と現在の違いと変わらない部分が分かり良い刺激になります。

2-1.未就学児

乳児や、小学校入学前の小さな子どもには、お年玉としてお金を手渡すよりちょっとしたプレゼントを渡す方が現実的です。

世の中では半数程度が乳幼児にはお年玉をあげず、幼稚園入学程度でも40%程度「お年玉は小学校入学以降」と決めているようです(リクルート・R25調べ)。

そして、約25%が1000円程度のお年玉をあげる事にしています。

1000円の使いみちは色々ですが、お金の使い方をまだ十分に理解していない未就学児には相応の金額でプレゼントをあげれば喜ばれます。

赤ちゃんや乳幼児の場合何かとものいりですから、衣料や玩具(ぬいぐるみ等)をお年玉代わりにプレゼントしても良いでしょう。

2-2.小学校低学年

小学校低学年のお年玉は、1000円~3000円程度というのが最も多く、学年ごとに1000円ずつ上乗せしていくパターンも見られます。

リサーチ会社の性質やお年玉をあげる側の年齢によっても金額にバラつきが出ますが、「そういわれてみれば1年生の時には1000円、その後1000円ずつ上がっていったな」という思い出をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

慣習としてその位という認識は、不況好況であまり変わらないようです。

1000円から3000円程度あれば、年齢10歳程度までの子どもにとってはそこそこ色々なものを買える金額です。

2-3.小学校高学年

小学校4年生以降では、3000円~5000円程度の金額という回答が多くみられます。

10歳~12歳にとっては、これもかなり高額と言えるでしょう。

大人にとっても3000円はそれなりに大きく、文庫本なら3冊購入出来、ランチであればそこそこ豪華な食事が2回以上出来る金額です。

複数の親戚から一度にお金を貰えるお正月というイベントを、この年代の子どもが心待ちにする事も想像に難くありません。

2-4.中学生

中学生になると金額は概ね5000円未満、もしくは10000円未満に分かれます。

ここでは小学生の時のように金額が小刻みに上下せず、5000円なら5000円で3年間、10000円ならその金額で3年間通すという例も多いようです。

お小遣いを貰っている中学生が多いとはいえ、5000円で出来る事の豊富さを考えると充分です。

また、お年玉を貯金するという意識が芽生え始めるのも概ね中学生からです。

2-5.高校生

高校生では半数程度が10000円程度のお年玉をあげると回答しています。

アルバイトが解禁になる年齢の為、家庭から出るお小遣い以外に収入をもつ可能性もある高校生ですが、ここでも10000円の大きさは変わりません。

むしろ若干でも仕事をする経験があれば、10000円の有難みを理解しています。

年に一度のお年玉を貯金に充てればかなり大きい為、金銭管理の感覚がしっかりしていれば貯金、あるいは旅行などの大きな目的の為に使うという事もありそうです。

2-6.大学生・専門学校生

大学生・専門学校生では「お年玉をあげない」という回答もおおよそ半数にのぼります。

そもそもお年玉自体、親戚に多数子どもが居れば自分が払った金額と余所の家庭が自分の子どもに払った金額の収支が、なんとなく合うように出来ているもの。

成人した場合、或いは大学生のようにアルバイトもかなり自由な場合、経済的にはもう独立したとみなしてお年玉をあげない、という選択も納得できます。

2-7.社会人

社会人では「仕事をしている」という前提がある為お年玉のやり取りはそれほど無いようです。

儀礼の事を考えれば10000円を包んであげる代わりに10000円を貰う形になる事も十分考えられます。

義理のやり取りになるよりは、何らかのプレゼントを包んであげるような形であれば心に残りやすいもの。

虚礼としてお金をやり取りするのではなくお正月らしいギフトにすれば、あげる人に対し印象も良く幸先の良い一年を過ごすことが出来そうです。

特に遠方から親戚が集まるというような場合には、お年賀を豪華にすれば挨拶として雰囲気が良く、親交を深める事が出来ます。

3.お年玉は何歳まであげるべき?

いかがでしたか?

子どもの頃貰ったお年玉の金額を思い出し、確かに学年によって金額が上がっていた……といった感慨を抱いた人も多いのではないでしょうか。

やはり子どもからすれば、まとまったお金を手にする事が出来るお年玉は大切。

また、親戚間ではしっかりと一定額のお年玉を手渡してあげられる事が、密かにしっかりと「オトナ」の評価につながったりします。

自分に子どもがいる場合も同様の事、親戚間で「幾つから幾つまで、どれ位の金額をあげる」というルールを、暗黙の了解にした方が楽な場合もあります。

「お年玉をいつまであげるべきか?」という問いは、仕事をしているか否かが一つの判断基準になっているようです。

成人については、70~80%程度の人が「お年玉をあげる必要が無い」と考えており、次いで大学・専門学校生についても半数前後がお年玉不要と考えています。

高校生を線引きの目安として、10000円程度の金額を貰えるという形が一番多いようです。

お年玉は徐々に「大きなお金を適切に使う」事のトレーニングでもあり、貯金の仕方を覚える大切な機会でもあります。

小学校高学年から高校にかけて、一度に数万円の金額が手元に残った場合数週間で使いきるという事はあまり考えられません。

そのトレーニングを意識し、小学校入学から高校までの年代、年齢で言うと6~18歳までの12年間程もらうというのが、一番一般的なお年玉事情と言えそうです。

その間子どもは、流行の商品を買ったり旅行したり、日頃出来ない親への感謝をカタチにしたり、貯金したり…と、様々な形式で「お金を使う」事を覚えます。

成人前にお年玉を貰った時のお金の使い方が、その後まとまったお金が入った時の癖に反映される場合も多いものです。

4.まとめ

お年玉の相場について見てきました。

古くは元旦に、縁起物の食物を子どもに分配したのが起源と言われるお年玉。

乳幼児などには簡単なプレゼントに始まり、小学校入学後から1000円程度、学年が上がるにつれて増額し高校で10000円程度貰えるもの…というのが世間の相場。

されど子どもには大きい金額の為、大人もその事を考慮し、大人同士で取り決めをつくって各家庭の負担を減らし、買い物をコントロールする作法も身に着けさせたいものです。

特に、お年玉を貰うようになってから子ども名義の通帳をつくってあげる事で、貯金の意識が芽生えます。

銀行にお金を管理する事の大切さが早くから身につけば、その後貯蓄を趣味にするなどお金に対してポジティヴに過ごすことが出来るでしょう。

大人になってからのお年玉については様々な考え方がありますが、お年賀と別に個人的な礼儀を表す為に小さなプレゼントをする習慣をつくれば、人間関係がうまく運び年始から愉しい気分になれます。

年配の人などはそのような小さい心遣いが嬉しい為、昔自分にお年玉をくれた大人に何らかプレゼントするのも素敵です。

お正月という年に一度の大切な日だからこそ、年齢を問わず何らかの労いを習慣にすると良いでしょう。

とはいえ、一年のうちで一番出費が多いのがお正月。

無理をするのではなくあくまでも礼儀と金銭的な事情を繰り合わせ、体裁と礼儀を守りながらお年玉を用意出来れば、親戚間のやり取りもぎくしゃくせずに済みます。

大人としての振る舞いの為には当然お年玉をスマートに渡せれば一番ですが、見栄を張ったり虚礼が固定されてしまうと本末転倒。

お金をあげる事だけを重視するのでなく、それによってお互いが幸先良い一年を送れるのを祈念し、他の年始行事と同じく明るくおめでたい気分になれる事が重要なのです。

老後資金必要額は◯万円?ゆとりある老後を過ごすには?

老後資金必要額

老後資金必要額について見ていきます。

「老後の資金」というのは、誰もが一度は考えたことがあるでしょう。今回の記事では、それを「数字」「データ」として紹介していきます。

1.老後にかかる毎月の生活費ってどのくらい?

「老後とは何歳からか」「最低必要額は、毎月いくらくらいか」「では、余裕のある生活をするためには?」こんな質問に答えます。

1-1.老後っていつから?

「老後」という言葉は、非常にしっかりした定義を持っているように見えて、実はかなりあいまいな言葉です。60歳が定年退職の一つのラインだったのは、今ではもう遠い昔のことです。「60歳からが老後である」としているデータは数多くあるものの、実際に「老後の資金」に手を付けるのは、65歳くらいになってからである、という統計結果もあります。

1-2.最低日常生活費

人間が人間らしく生きるために必要な「最低日常生活費」はいくらくらい必要か、というアンケートが、生命保険文化センターによってとられました。

夫婦2人で生活する、ということを考えた場合、この「最低日常生活費」の平均額は、22万円である、という結果が出ています。

1-3.ゆとりある生活費

ただ、この「最低日常生活費」に、「充実した生活を送る」という要素を加えるとなると、必要となる金額はぐっとあがります。その平均額は、35.4万円です。つまり、「最低限の生活」と「ゆとりある生活」では、10万円を超える差が生じるのです。

1-3-1.ゆとりある生活を送るための資金用途

上では、「充実した生活を送るためには、毎月10万円以上の費用が上乗せされる」としました。では、「充実した生活」を代表する使い道は何なのでしょうか。

これのトップにくるのは、「旅行など」です。働いていたときにはとりにくかった休みがとれるようになるため、旅行に行きやすくなるからでしょう。

続いて、「趣味」「日常生活で使うものを、ちょっと豊かにする」「家族などとの付き合い」などがランクインします。

2.老後に必要となる総額はどのくらい?

さて、ここからはより実践的に、「では、どのくらいの費用がかかるのか」ということを冠揚げていきましょう。

2-1.日本人の平均寿命

日本は、世界一の長寿国です。平均寿命は84歳となっています。特に女性の平均寿命は長く、87歳です。(男性は80歳)

2-2.最低日常生活費で考えた場合

65歳から老後資金を使うと考えた場合、この「平均寿命」と、上で紹介した数字をあわせると、具体的な資金が見えてきます。

(84―65)×22×12=5016万円

2-3.ゆとりある生活費で考えた場合

同じように、「ゆとりを持った場合」も計算しましょう。

(84-65)×35,4×12=8071万円(千円以下四捨五入)

2-4.医療費や介護費用など、その他必要となる金額を加算すると?

「医療費や介護費用」というのは、その人の状況によって大きく異なるものです。ただ、平均して、毎月1万円~1.5万円程度の過程が多いようです。

3.老後に手に入る金額

上で紹介した、「老後の資金は5000万円~8000万円」という数字に驚かれた人もいるのではないでしょうか。

このような貯金はない、というのは普通です。しかし、これらは全額、貯金でまかなわなければいけないものではありません。

3-1.公的年金

公的年金の受給額は人によって異なります。「国民年金」「厚生年金」「共済年金」があり、受給額も異なるため、一概には「◯円である」とは言い切れません。

ただ、社会保障給付額は15万円ほど、というデータがありますから、これを参照にしましょう。19年間で、3420万円、となります。

3-2.退職金

退職金の額は、学歴や会社によって違います。ただ、その平均を求めれば、1773万円、という数字が出てきます。

4.年金問題

「年金問題」という単語は、誰もが一度は耳にしたことのあるものだと思います。そもそも年金とは、「若い世代が税金として国にお金を納めてそれによって高齢者の生活をまかない、自分が年をとったとき、同じように若い世代の納税によって生活をまかなう」という制度です。

しかし少子高齢化によって、この「若い世代」が減っています。かつては大勢の若者が1人の高齢者を支えていましたが、現在は3人の若者で1人を支えている状態です。今後少子高齢化社会はさらに拍車がかかると予想されているため、「自分が納めたとしても、将来的には年金制度は破たんするのではないか」と考える人もいます。かつては60歳から支給されていた年金が、現在では65歳以上からとなっているのも、この年金制度を維持するための策です。

5.ゆとりある老後を送るためには?

日本が少子高齢化社会になっている今、「ゆとりのある老後」を送るためには、自衛が大切です。

5-1.老後に不足する金額の確認

ライフスタイルは、人によってさまざまです。「自分自身にとって理想となる老後の生活を維持するためにはいくらくらい必要か」ということを、現役時代に計算しておきましょう。エクセルなどを使い、系統だって考えることをおすすめします。

5-2.老後までに準備しておくべき金額

非常にざっくりした計算ですが、この記事でまとめた内容を元に考えると、「必要最低限の生活費は退職金と公的年金によってまかなえるが、余裕のある生活をするためには、2878万円足りない」ということがわかります。そのため、定年までにこれくらいの貯金を作っておくか、不動産収入などを確保しておくか、生きがいとお金のために65歳以上で働ける就職先を確保しておく必要があります。

6.まとめ

老後資金必要額について見てきました。

老後に必要な資金額※一例に過ぎません
1.最低日常生活費で考えた場合…約5016万円
2.ゆとりある生活費で考えた場合…約8071万円

老後にかかる費用というのは、非常に大きいものです。最低限必要な金額と、「ゆとりある生活を送るための金額」をしっかり確認し、それに向けて資金繰りを考えましょう。

参考:
http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/jikan/syurou/08/3d.html
http://www.nenkin.go.jp/n/www/service/detail.jsp?id=1726
http://memorva.jp/ranking/unfpa/who_whs_2014_life_expectancy.php