脳機能低下を予防?知っておきたい中鎖脂肪酸の4つの知識とは?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
中鎖脂肪酸

中鎖脂肪酸について見ていきます。

「中鎖脂肪酸」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?今回はこの中鎖脂肪酸についてお話していきます。

1.中鎖脂肪酸とは?

中鎖脂肪酸とは、オレイン脂肪酸や短鎖脂肪酸と同じように、「脂肪酸」のうちの一つです。

食べ物などに含まれている成分であり、8個と10個の炭素数の酸からなっています。

短鎖脂肪酸が、6個以下の炭素数から成り立っているのとは、この点で違いがあります。

関連記事:発がん予防に肥満予防?短鎖脂肪酸がもたらす7つの恩恵とは?

1-1.特徴

中鎖脂肪酸には、さまざまな特徴があります。基本的には、「小腸から入るもの」であり、肝臓によって処理されます。

50年以上にわたり、食品に使われてきていました。

1-2.代表的な食品

中鎖脂肪酸は、その名前から、「油などに含まれている」と思ってしまいがちです。

これは必ずしも間違いではありません。

中鎖脂肪酸は、ココナッツオイルやヤシ油などに多く含まれています。

しかしながら、私たちが、一般的にイメージする大豆油やゴマ油といったものにはほとんど含まれておらず、牛乳などの方が含有率は多いと考えられています。

2.知っておきたい4つの知識

さて、ここからは、中鎖脂肪酸についてより深く踏み込んでいきましょう。

2-1.①体脂肪として蓄積しにくい

中鎖脂肪酸は、名前からはわかりづらいかもしれませんが、摂取しても、体脂肪にはなりにくいという特徴があります。

これについては、次に紹介する、「短時間でエネルギーとなる」ということと一緒に見ていきます。

2-2.②短時間でエネルギーとなる

中鎖脂肪酸は、とったあと、すぐに分解され始めます。3~4時間が、分解のピークです。

中鎖脂肪酸は、長鎖脂肪酸とは違い、摂取後すぐに分解が開始しますから、その分、「エネルギー」として消費されやすいのです。

これこそが、中鎖脂肪酸が「体脂肪になりにくい」理由でもあります。体脂肪になる前に、エネルギーとして消費されるわけです。

このような観点から、中鎖脂肪酸は疲労回復にも役立つと言われています。

2-3.③医療現場で広く利用されている

安全であるうえに、エネルギーとして変換しやすいためか、中鎖脂肪酸は、非常に多くの医療の現場で使われています。

特に、術後の人や、栄養が必要な未熟児の食事として用いられています。

2-4.④脳機能低下を予防

中鎖脂肪酸を毎日20グラム摂取していた層と、長鎖脂肪酸毎日20グラム摂取していた層にわけた研究があります。

アルツハイマー病の人を対象にしたものなのですが、前者のケースでは、35%の人に、アルツハイマー病の改善が見られたと言われています。

また、44%の人は、現状維持ができたとされています。

この結果として、中鎖脂肪酸には、記憶力の低下が期待できると考えられています。

3.ケトン体の利用が注目される

アルツハイマー病にかかると、脳は栄養不足に陥ってしまいます。その結果、脳は、「別のところから栄養をとろう」と考えます。その対象となるのが、ケトン体です。

ケトン体は、肝臓で作られる物質です。ここまで読んで、ピンときた人もいるかもしれません。

そう、中鎖脂肪酸は、肝臓と密接なかかわりがあるものでしたね。

中鎖脂肪酸は、長鎖に比べて、はるかに多くのケトン体(約10倍)を生産します。

そのため、脳にとって、ブドウ糖に変わる栄養源となるケトン体を、効率よく補給することができるのです。

まだ研究途上ではありますが、「記憶力低下に改善がみられた」とする研究も出てきており、今後のさらなる研究が待たれる分野でもあります。

4.まとめ

中鎖脂肪酸について見てきました。

  1. 体脂肪として蓄積しにくい
  2. 短時間でエネルギーとなる
  3. 医療現場で広く利用されている
  4. 脳機能低下を予防

中鎖脂肪酸は、手軽にとれる成分である上、有効活用しやすいものです。

健康だけでなく美容にもよいとされているので、積極的に摂っていきたいものですね。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

SNSでもご購読できます。

コメント

コメントを残す

*