グループホームとはどんな施設なのか?8つのポイントから解説

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グループホーム

グループホームについて見ていきます。

認知症高齢者グループホームは、認知症の人の増加にともない、施設数を増やしています。

しかし、「グループホーム」と聞いても具体的なイメージがわかない方も少ないないのではないでしょうか?

そこで、グループホームについて、

  • グループホームとは?(概要)
  • サービス
  • 設備
  • メリット・デメリット
  • 選び方
  • 費用
  • 入所条件・利用対象者
  • 入所手続き

といった8つの内容にわけて解説していきます。

認知症の人のご家族など、グループホームに興味をお持ちの方はご参考いただければと思います。

1.グループホームとは?

グループホームの共同生活

  • 認知症の人のための共同住宅
  • 1ユニット9人までの「ユニット制」
  • 認知症の進行をゆるやかにする
  • 認知症の人の家族の負担軽減

グループホームとは、認知症の高齢者の方が共同生活を送るための介護施設です。

認知症の人だけではなく、介護を行うためのスタッフも一緒に生活を送ります。

入居者は少人数(5~9人)単位のユニットでの生活が基本となっていて、現在では最大2ユニット(18名)までの施設しか認められていません。

この人数には介護スタッフも含まれます。

認知症の人たちにも自分でできることは自分でやるようにしてもらい、認知症の進行を少しでも遅らせることが目的となっています。

また、専門スタッフが常駐しているため、家族が安心して預けることができ、家族の介護負担を軽減してくれます。

認知症対応型共同生活介護、認知症高齢者グループホームとも呼ばれます。

2.グループホームのサービス内容

グループホームのサービス

グループホームでは以下のようなサービスがあります。

  • 基本的介護サービス
  • 生活(食事・掃除・洗濯など)支援サポート
  • 機能訓練(リハビリ・レクリエーションなど)
  • 緊急時の対応

認知症に理解のある専門のスタッフと共同生活を送りますが、できるかぎり自分たちのことは自分でやれるようにするため、スタッフはそのサポートをすることがメインとなります。

また、グループホームでは医療行為は原則として行いません。

そのため、常に見守りを必要とする重度の認知症の人は受け入れしないことも多いです。※施設によります

2-1.グループホームでの一日の流れ

各施設によっても異なりますが、以下にグループホームでの一日の流れの一例を紹介します。

■朝

  • 起床
  • 健康チェック
  • 朝食(準備~片付け)
  • 散歩

■昼

  • 昼食(準備~片付け)
  • レクリエーション
  • 昼寝
  • 入浴
  • おやつ
  • 健康チェック

■夜

  • 夕食(準備~片付け)
  • 趣味
  • 共同生活者との団らん
  • 就寝(午後9時頃)

3.グループホームの設備

グループホームのレクリエーション

グループホームの基本的な設備は以下の通りです。

  • 居室(個室・準個室)
  • 食堂(キッチン・ダイニングルーム)
  • リビング
  • トイレ
  • 浴室
  • リハビリ・レクリエーションルーム
  • 健康チェックルーム
  • 洗濯室

自室となる居室を除くと、基本的な設備は共同になっています。

居室内にトイレやキッチンがないグループホームが多いです。

4.グループホームのメリット・デメリット

グループホームのメリット

グループホームを利用する上での、入居するにあたってのメリットとデメリットについて見ていきます。

4-1.グループホームのメリット

  • 認知症の専門スタッフが常駐
  • 認知症のためのレクリエーションやリハビリが充実
  • 少人数のためお互いのことがわかる・覚えておける(家族も)

グループホームは専門スタッフが常駐しているため、認知症の人にとっては安心して過ごせる介護施設です。

特に、認知症の進行を遅らせるために、日々リハビリやレクリエーションが行われます。

また、1ユニット最大9人という少人数での共同生活のため、基本的に顔見知りの人たちとやりとりができます。

4-2.グループホームのデメリット

  • 費用(利用料)が他施設に比べやや高め
  • 医療行為には対応していない
  • 重度の認知症の場合、入居できない(退去を求められることがある)
  • 入居条件がやや厳しめ

月額費用は概ね15~30万円がかかり、他の介護施設と比較しても決して安いとはいえません。

また、認知症の人を対象とした施設ではありますが、医療行為には対応していないため、重度の認知症の場合はそもそも入居ができません。

入居後に症状が進行した場合も、退去を求められることがあります。

5.グループホームの選び方

グループホームの選び方

グループホームを選ぶ際のポイントは以下の通りです。

  • 必ず見学に行く
  • 清潔さ(ゴミの有無・ニオイなど)を確認
  • スタッフの対応を確認
  • 料金の内訳を確認
  • 入居状況を確認

それぞれについてどのようにチェックしていくかを解説していきます。

5-1.必ず見学に行く

広告やインターネット情報だけで入居を決めてしまうと、入居後にトラブルになるケースが非常に多くなります。

5-2.清潔さ(ゴミの有無・ニオイなど)を確認

見学に行った際に、

  • 床にゴミが落ちていないか
  • 嫌なニオイがしないか
  • 施設内の植物が手入れされているか

などをチェックしましょう。

清潔さが保たれていない施設は、入居者への対応も蹴っ知ってい良いとはいえません。

5-3.スタッフの対応を確認

  • 入居者にどのように接しているか
  • 見学者(自分)にどのように接しているか

両方の観点で、気持ちよく過ごせそうかどうかをチェックしましょう。

5-4.料金の内訳を確認

聞きづらいことかもしれませんが、

  • 月にいくらかかるのか
  • 施設費に含まれるものと含まれないもの

をしっかり確認するようにしましょう。

確認しておかないと、実際の入居後に考えていたよりも費用がかかってしまうということがあります。

5-5.入居状況を確認

空きが多い場合、入居のチャンスではありますが、その施設が「人気がない」ということもいえます。

同じ地域内で入居状況に差がある場合は、「待機者がいる・多い」方が無難であるかもしれません。

入居を急いでいないのであれば、人気のグループホームを選びましょう。

6.グループホームの費用

グループホームの費用

グループホームでは、入居の際の初期費用と、毎月の月額費用がかかります。

関連記事:グループホームにかかる費用はどのくらい?

6-1.グループホームの初期費用

入居時にかかる初期費用は「入居一時金」とも呼ばれます。

まったく初期費用がかからないグループホームもあれば、数百万円がかかるところもあります。

初期費用が高めに設定されている場合、その分、月額費用が低めに設定されているケースがあります。

6-2.グループホームの月額費用

毎月かかる費用です。

平均すると15~30万円の範囲内の施設が多いようです。

7.グループホームの入居条件・利用対象者

グループホームの利用対象者

グループホームに入居するためには、以下の条件を満たしていることが条件となります。

  • 65歳以上
  • 要支援2または要介護1以上
  • 認知症
  • ある程度の自立ができ、共同生活に支障がない
  • グループホームと同じ市区町村に住民登録している
  • 収入や資産などが少ないほど優遇されやすい

施設によっては、この他に条件を課していたり、逆に条件をゆるくしているところもありますので、まずはお住まいの自治体や各グループホームに問い合わせされることをおすすめします。

8.グループホームへの入所手続き

グループホームの手続き

各グループホームに直接入所の申し込みをします。

申込書を提出の後、グループホームスタッフの面談を行います。

グループホームによって必要書類は異なりますが、

  • 住民票
  • 健康診断書
  • 所得証明書
  • 診断書

などの提出を求められます。

9.グループホームは地域密着型サービス

地域密着型

グループホームは地域密着型サービスのうちの一つです。

「そこに住む人が、快適で安全で健康にすごせるように」ということを目的としたサービスです。

「転居」というのは、年の若い人であっても大変な負担を感じることですが、認知症などを患った人が引っ越す場合というのは、特に大変です。

このような負担を軽減することも目的として、「自宅や、その周りの生活圏内で介護を行って行こう」という考えのもとで提供されています。

家族もお見舞いなどがしやすく、「生活の場」が大きく変動しないというメリットがあります。

10.まとめ

グループホームについて見てきました。

グループホームの8つのポイント
●グループホームとは?(概要)
●サービス
●設備
●メリット・デメリット
●選び方
●費用
●入所条件・利用対象者
●入所手続き

増加が続く認知症への対策という目的も持ったグループホームは、認知症の人への対応が優れている介護施設です。

その反面、入居条件がやや厳しめであり、月額費用も安いとはいえない施設です。

メリット・デメリットをよく把握し、他の介護施設と比較の上、入居を検討すると良いでしょう。

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