訪問入浴介護ってどんなサービス?料金や利用方法について

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訪問入浴介護

訪問入浴介護について見ていきます。

介護サービスのなかには「訪問入浴介護」というものがあります。

1.訪問入浴介護とは?

訪問入浴介護とは、その名前の通り、介護士が家を訪れ、入浴の介助を行うものです。家に、バスタブとお湯が持ち込まれます。

2.入浴することのメリット

入浴は身体を清潔にする目的以外にもさまざまなメリットがあります。

2-1.血行・リンパの流れが改善

お風呂に入ると、血行やリンパの流れがよくなることは、よく知られています。血行の流れをよくすることには、さまざまなメリットがあります。体の細胞に栄養や酸素を届けるのは赤血球の働きですが、血行がよくなることは、この赤血球の「運搬効率」をあげることにつながります。全身の循環がよくなるので、リンパのめぐりもよくなります。

2-2.むくみの予防

顔を洗った後などは、むくみがとれて、顔が細くなることがありますよね。むくみを解消するために、入浴というのは、非常に効果的なのです。予防の効果もあります。

2-3.リフレッシュ

温泉などにいかれた人は良く分かると思うのですが、お風呂につかるのは、簡単にできるリフレッシュ方法です。仕事が忙しい人などにも、「ゆっくりと、時間をかけて行う入浴」は勧められています。体のリラックス効果だけでなく、心の緊張もほぐしてくれるのです。

2-4.感染症の予防

お風呂は、不衛生な状態にしたまま使うと感染症の温床となります。しかしきちんと手入れされたバスで、きちんと手入れを行い、体を清潔に保つことは、感染症の予防につながります。

2-5.マッサージ効果

「水圧」というのは、マッサージ効果があると言われています。心地よさと同時に、疲れをいやす効果があり、非常に有用です。

3.訪問入浴介護の流れ

介護サービスによってわずかな違いはあるかもしれませんが、基本的には、訪問入浴介護というのは一定の流れをたどります。

  1. スタッフが家にやってくる
  2. 健康状態をチェックする
  3. 入浴するためのお湯張りなどを行う
  4. 介助、手助けをしながら、バスに移動
  5. 洗髪と洗顔を行う
  6. 体を洗う
  7. 湯船のなかで、入浴を楽しむ
  8. バスから出て、水分を拭き取り、着替えを手伝う
  9. ベッドへの移動を助ける
  10. 再度の健康チェック
  11. スタッフによる清掃

4.訪問入浴介護を利用するにあたっての注意点

入浴というのは、意外なほど体力を使うものです。年を取った身で一人で行うのは大変です。家族による介護で入るにしても、家族に体力的な負担がかかります。このため、訪問入浴介護を利用することは、非常に有効です。しかしながら、この便利な訪問入浴介護にも、注意点があります。

4-1.着替え、タオルなどは自分で用意

基本的に、着替えやタオルの準備は自分で行う必要があります。洗濯などの作業さえも難しい、という場合であれば、家族の手などを借りて、事前に用意しておくとよいでしょう。

4-2.浴槽を置くスペースの確保

介護用のバスタブを持ち込んでの訪問入浴介護の場合、そのバスタブを置くためのスペースの確保が必要です。ある程度広い部屋ならば問題はないのですが、不安があるならば、事前に問い合わせておくとよいでしょう。

4-3.希望は事前確認

訪問入浴介護で使う石鹸の指定をしたい、という場合や、シャンプーを使っていいのか悪いのかなどの希望や制限があるのであれば、これも前もって問い合わせておくようにしましょう。訪問入浴介護の場合、当日その場で希望を伝えても、対応できないこともあります。

5.訪問入浴介護の料金

訪問入浴介護が便利なものだということは、わかっていただけたと思います。そうしたら、次に気になるのは、「料金」ですよね。これは、要支援状態と要介護状態のときでは違いがあります。

5-1.要支援

まずは、「基本的な行動は自分でできる」という要支援の場合から見ていきましょう。

5-1-1.清拭

清拭というのは、「タオルなどで体を拭き、清潔に保つこと」を意味します。要支援状態のときは、1回あたり、584円となります。(ここでいう「1回あたりの料金」は、すべて「自己負担額」を指します)

5-1-2.部分浴

部分浴は、清拭と値段は変わりません。同じ584円です。

5-1-3.全身浴

私たちがイメージする「お風呂」「入浴」のイメージにもっとも近いのがこれでしょう。これの場合は、1回あたり834円です。

5-2.要介護

要支援にかかる人員が、看護師1名と介護スタッフ1名の2名体制であったのに対し、要介護の場合は、看護師1名と介護スタッフ2名の3名体制です。そのため、当然料金は要支援の場合よりも高くなります。また、訪問入浴介護の場合、「介護の度合い」によって料金が変動することはなく、要介護1~要介護5まで、すべて同じ料金です。(要支援の場合も同様)

5-2-1.清拭

清拭は864円です。要介護の場合、清拭であっても、要支援のときの「全身浴」よりも価格設定が高くなります。

5-2-2.部分浴

要支援のときの「清拭」と「部分浴」が同じ料金であったように、要介護のときも、「清拭」と「部分浴」の料金は同じです。864円です。

5-2-3.全身浴

要介護の人の「全身浴」の1回あたりの料金は1,234円です。

参考:http://www.kaigokensaku.jp/publish/group3.html

6.入浴介助を行う他サービスと料金

6-1.訪問介護

「訪問介護における入浴介護」と「訪問入浴介護」はしばしば混同されます。今までとりあげてきた「訪問入浴介護」の場合は、「介護者がバスやお湯を持ち込み(一部、山間地方などで大きな車が入れないところの場合は、お湯を利用者の家の水道からとることはある)、部屋でお風呂に入る」というサービスです。

対して前者の場合、「その人の家の浴槽を使う」という違いがあります。この2つは明確に分けられており、料金形態も違います。前者の場合は、「時間」での単位となり、30分~1時間で400円程度です。

6-2.通所介護(デイサービス)

「施設にいって、生活の世話をしてもらう」というのがデイサービスの利用方法です。これは介護度合によって決められ、677円~1125円です。

6-3.通所リハビリテーション(デイケア)

デイサービスとデイケアの違いは、「リハビリに重きを置いているかどうか」の違いです。しかしながら、この2つは、「訪問して、入浴をする」という点から言えば、差異はありません。助けを借り、その施設の風呂を利用する、という点ではまったく同じで、サービスにも違いはありません。料金は688円~1303円。

7.まとめ

訪問入浴介護について見てきました。

家に、お湯やバスタブまでを持ち込み、介護をしてもらえる訪問入浴介護にはさまざまなメリットがあります。

しかしこれ以外にも、訪問介護の入浴サービスや通所型もあるので、よく検討しましょう。

参考:
http://www.kaigokensaku.jp/publish/group3.html
http://www.yasashiite.com/subdomains/div_page/04/2/
https://www.saint-care.com/service/visit_bathing/
http://news.kaigonohonne.com/article/200
http://www.earthsupport.co.jp/care_service/insured/visiting_bath/contents.php
http://allabout.co.jp/gm/gc/374507/
http://www.fukushinet-akita.com/kaigostudy/side04_01.html
http://www.fukushinet-akita.com/kaigostudy/side04_02.html#s04_02_00

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