レビー小体型認知症に治療方法はある?どんな薬があるのか?

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レビー小体型認知症の治療方法とは?

レビー小体型認知症の治療について見ていきます。

幻視などの特徴的な症状があり、患者数ではアルツハイマー型に次いで2番目に多い認知症といわれているレビー小体型認知症。

長年、別の病気と誤診されることが多かったり、有効な治療薬が無かったりしたことが認知症の人やその家族を悩ませてきました。

2014年に効果が認められる治療薬として「アリセプト(ドネペジル塩酸塩)」が承認されました。

1.レビー小体型認知症を治療する方法はあるのか?

アリセプト

現状では、レビー小体型認知症の進行を止めたり、完全に治したりする特効薬は残念ながらありません。

これまでは認知機能の低下や幻視、うつ症状など各症状に対応する治療薬を服薬する方法が一般的でした。

しかし、現在では「アリセプト」という薬に一定の効果が認められるとして注目が集まっています。

ただし、場合によっては症状を更に進行させてしまうなどの副作用もあるため、他の治療手段と合わせて様子を見ていく必要があります。

2.レビー小体型認知症の治療手段

レビー小体型認知症の治療手段は服薬が中心となります。

レビー小体型認知症の症状の特徴として「薬に過敏になってしまう」という点があるため、薬の種類や量の加減は非常に難しくシビアと言えるでしょう。

2-1.レビー小体型認知症に効果的なアリセプト

アリセプトの効果

アルツハイマー型認知症の治療に用いられる「アリセプト」という薬がレビー小体型認知症の症状にも効果があるということがわかってきました。

アリセプトは、脳の情報伝達物質を減らしてしまう酵素「コリンエステラーゼ」の働きを弱める効果があります。

そのため、特に認知機能の低下と変動、そして幻視症状に対して有効とされ、2014年からレビー小体型認知症の治療薬として保険適用薬となりました。

ただし、個人差はありますが、量によっては副作用が起きてしまう可能性もあります。

  • 怒りっぽくなる
  • 攻撃性が増す
  • 認知機能の低下が悪化してしまう

などのケースが確認されているため、アリセプトを治療に取り入れる際にはその量などを医師としっかり相談しなくてはなりません。

関連記事:認知症患者の3分の2に有効な薬?アリセプトとは?

2-2.レビー小体型認知症の各症状に応じた薬での緩和も可能

パーキンソン症状には抗パーキンソン病薬、自律神経障害には血圧コントロールなど、各症状に応じた薬・治療方法を用いることで緩和させることも可能です。

アリセプトと同様に薬量や併用の加減・調整が難しいため、処方の際は医師とよく相談して慎重に服薬していく必要があります。

2-3.レビー小体型認知症の薬以外の治療

活動的な様子

服薬以外にも症状を緩和する方法はあります。

日中に散歩をするなど軽い運動をすることで、自律神経を整えて障害を和らげることができるでしょう。

日中に適度に身体を動かすことで夜に入眠しやすくなるため、夜間に見られる幻視症状や不安症状を避けることにもなります。

また、社会参加し、積極的に周囲の人たちと関わることで症状の改善が見られるケースもあります。

デイサービスや認知症カフェなど地域施設を利用し、外の人たちと話をするのも症状の進行を遅らせる上で重要です。

関連記事:認知症カフェとは?認知症の人と家族が行く15のメリット

3.レビー小体型認知症は早期発見が重要

レビー小体型認知症は、初期症状のうちに発見することで、高い治療効果を期待できる疾患です。

また、症状が重くなる前に適切なケアプランを立てることで、環境を整理や、今後の相談がしやすくなります。

3-1.レビー小体型認知症を早期発見するには?

レビー小体型認知症は、初期から幻視や妄想といった症状が見られることが特徴です。

また、手足が震えたり転倒が多くなったりするパーキンソン症状や、ボーっとしていることが多くなるなど、認知機能の動揺も初期症状の大きな特徴。

3-2.「レビー小体型認知症なのでは?」と思ったら

レビー小体型認知症は早期発見を

レビー小体型認知症の疑いがあるのであれば、できるだけ早く専門医・専門機関に相談したいところです。

しかし、レビー小体型認知症はまだ広く認知されておらず、その症状や処置方法に明るくない医師がいることも事実です。

そこで、まずは地域の福祉窓口に相談すると良いでしょう。

認知症疾患医療センターなど高齢者医療の専門窓口、または地域包括支援センターなどの福祉の総合窓口で対応してもらってください。

どこに相談すれば良いかわからない時は、市町村役場の福祉窓口で対応してもらうことをおすすめします。

関連記事:確認しておきたいレビー小体型認知症の原因と症状幻視が危険信号!レビー小体型認知症に見られる主な3つの症状レビー小体型認知症とは?第二の認知症と呼ばれる病

4.まとめ

レビー小体型認知症の治療について見てきました。

アリセプトが治療薬として承認を受けたことは、レビー小体型認知症の人や家族にとっては光明となることは間違いありません。

ただし、できるかぎり副作用を抑えられるように、分量などは処方医とよく相談しましょう。

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コメント

  1. 高野義章 より:

    父84歳今年正月辺りから暴力・大声お袋がこわがっています。今日も息子である私、お袋に暴力をふるいケアのひとをよびました。今日医者二検査してもらうため車を出したけどとこから出てきませんでした。とりあえず検査しないとどうすればいいですか・アドバイスお願い致します。

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