費用の9割?介護リフォームで助成金をもらうための3つの条件

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介護リフォーム

介護リフォームについて見ていきます。

一般的な家というのは、当然のことですが、「介護」には特化していません。そのため、在宅介護をしているという場合は、しばしば、その「介護のしにくさ」が問題になります。そのため、リフォームを考える人も多いのではないでしょうか。

今回は、「介護リフォーム」についてお話していきましょう。

1.介護リフォームとは?

介護リフォームとは、その名前の通り、「介護しやすい家にするためのリフォーム」のことを指します。段差をなくしたり、あるいは逆に段差を設けることによって動きやすくしたりという「バリアフリー」の概念に基づいて行われます。

2.介護リフォーム費用の9割が負担される?適用される2つの制度

リフォームはお金がかかるものですが、助成金を受けることができます。9割の補助が受けられることもあります。

2-1.介護保険制度

介護保険制度を利用すると、工事費用の10パーセントの自己負担で工事を行うことができます。これは、「高齢者住宅改修費用助制度」と呼ばれるもので、非常に恩恵が大きいものです。

3要件を満たすことにより、このサポートが受けられます。

関連記事:介護保険の申請の仕方|介護サービスを利用するまでの流れ

2-2.各市町村の助成金制度

自治体などで、独自に補助金の支給制度などを設けているところもあります。これを利用することで、さらに金銭的な負担が軽くなることもあります。各自治体によって異なるので、一度役所で相談してみるとよいでしょう。

3.介護リフォームで助成金をもらうための3つの条件

介護リフォームの助成金は、非常にありがたいものです。しかし、本来ならその必要もないのに税金を使ってリフォームをしてしまう、というケースを防ぐため、「条件」が設けられています。

3-1.①そもそも受給対象者であること

介護リフォームを受けられる条件の1つが、「受給対象であるかどうか」です。
この「条件」は、「年をとっているから」ということだけでは満たせません。

3-1-1.要介護認定を受けている

「要支援、もしくは要介護状態にある」という認定を受けていなければなりません。そのため、「80歳を超えているが、足腰はまったく問題なく、日常生活にもまったく不便はない」という場合、「将来のために介護リフォームをしておこう」と考えても、受給対象にはならないのです。

関連記事:介護認定基準とは?要介護認定されるまでの4つのステップ

3-1-2.本人が住んでいる

「頻繁に泊りにくるおじいさんのために、介護リフォームをしたい」という場合も、対象外となります。「要介護認定を受けている本人が住んでいる家」のみが対象となります。

3-2.②助成額の限度を超えていないこと

介護リフォームに限らず、リフォームは、お金をかけようと思えば、いくらでもかけられてしまいます。しかしこれでは、多くの人に介護リフォーム費用をいきわたらせることができません。そのため、「20万円以内の介護リフォーム」に限られます。

3-3.③支援対象となる住宅改修であること

また、「どんな種類の介護リフォームにもお金が支払われるわけではない」ということも知っておかなければなりません。介護リフォームの支援対象となる住宅改修工事範囲は、かなり狭い範囲です。

3-3-1.手すりの取り付け

階段や廊下に手すりを取り付ける、というケースは、「助成金をもらえる要素」を満たせます。

3-3-2.通路等の段差または傾斜の解消

家のなかに段差などがあると、車椅子での行き来が難しいです。これを解消するための工事です。

3-3-3.移動の円滑化のための床材の変更

ツルツルと滑りやすい床材は、足腰の弱くなった人には危険なもの。そのため、床材の張替も、助成金の対象となります。

3-3-4.扉の取り換え

車椅子に一度でも乗ったことのある人ならわかると思うのですが、「押して開ける扉」「手前に引いて開ける扉」というのは、非常に移動しにくいものです。車椅子の上でこの作業をやるのはとても大変です。そのため、引き戸への変更も認められています。

3-3-5.便器の取り換え

「腰を落とし、その状態を維持する」という和式トイレは、足腰が弱い人間にはつらいもの。そのため、負担の少ない洋式トイレの切り替えも可能です。

3-3-6.これらの住宅改修に付帯して必要となるもの

上記のような工事をするために、手すりをつける部分の壁を補強したり、トイレを変更するにあたって排水工事が必要になったりする場合は、これも補助されます。

4.助成制度を利用する際には、事前の打ち合わせが必要

「この介護リフォームは助成金の対象となるのか」という疑問は、実際にその場面に直面しないと、なかなか答えることが難しいものでもあります。そのため、事前に打ち合わせをしておき、「これは対象か、対象外か」ということも含めて、話を煮詰めていきましょう。

5.まとめ

介護リフォームについて見てきました。

介護リフォームで助成金をもらうための3つの条件
1.受給対象者であること
2.助成額の限度を超えていない
3.支援対象となる住宅改修である

介護リフォームのための費用は、介護保険によって9割もまかなうことができます。3つの条件を満たす必要はありますが、かなり恩恵の大きい制度ですから、事前の打ち合わせをしっかりして、有効に利用しましょう。

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