高専賃からサ高住へはどう変わったのか?7つの項目で徹底比較!

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高専賃

高専賃について見ていきます。

高齢者用の設備というのは、現在では数多く存在しています。それぞれに特色を打ち出しているのですが、今回はそのなかから、「高専賃」というものを取り上げてみます。

1.高専賃とは?

高専賃とは、「高齢者専用賃貸住宅」の略称です。これについて詳しくお話しています。

1-1.概要と特徴

この高専賃というのは、国土交通省が管轄していました。高齢になるとアパートなども借りにくくなるため、高齢者が「住宅難民」になるのを防ぐために作られたものであり、「高齢者が入居を希望した時、それを拒否しない」というスタイルを維持する賃貸住宅に都道府県が認可を与えるようになりました。

1-2.高齢者専用賃貸住宅登録制度ができた背景

この高専賃ができた背景は、「亡くなられるとアパートなどの資産価値が下がる」「保証人が見つかりにくい」ということを理由に、入居を断るケースが多かったからと考えられています。また、高齢化社会や核家族化などによって、独居の高齢者が増えたことなどから、「受け入れられる住宅」と「入りたいと思う高齢者の数」のバランスがとれなくなった、という問題もあると考えられています。

ただし、現在は、この「高専賃」という制度はありません。次から述べる「サ高住」ができたことによって、姿を消しました。

2.サービス付き高齢者向け住宅

高専賃は優れた制度ではありましたが、問題点もありました。その問題点を解消できたのが、「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」です。

関連記事:急増するサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)とは?10の特徴

2-1.概要と特徴

サ高住とは、高専賃と同じように、「高齢者向けの住宅」でありながら、高専賃とは違い、敷地面積などに条件がつけられています。

2-2.サービス付き高齢者向け住宅制度ができた背景

「サ高住」は、「サービス付き高齢者向け住宅制度」の略称です。高専賃の場合、広さや設備に条件がなかったため、「高齢者の入居を拒まなければ、その住居環境が問われることはない」という欠点がありました。

しかしこれでは、高齢者向けの住宅としては不便であるかもしれない、というリスクが残ります。そのため、「サ高住」という考えが生まれました。

関連記事:サービス付き高齢者向け住宅ができた背景とは?超高齢化社会の現状

3.高専賃とサ高住の比較

上記でも述べましたが、高専賃とサ高住の違いは、「条件や目的、あるいはサービスに違いがある」ということです。

3-1.目的の比較

いずれも、「高齢者が借りやすい賃貸住宅」ではありますが、サ高住の方が、高齢者が生きやすく、生活しやすくなっています。

関連記事:なぜできた?サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)の目的と定義とは?

3-2.設備の比較

高専賃の方は明確な基準がありませんから、サ高住についてみていきましょう。サ高住の場合、トイレや洗面台がきちんと設けられていること、そしてバリアフリーであること、と定められています。

関連記事:サービス付き高齢者向け住宅の建築基準はどうなっている?

3-3.サービスの比較

サ高住では、「安否確認や生活相談サービスがあること」が規定としてあります。

3-4.費用の比較

これに関しては、サ高住も高専賃も一概には言えません。施設ごとに異なります。

関連記事:サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)での生活にかかる費用まとめ

3-5.メリットの比較

そもそも現在は、高専賃がありません。ただ、高専賃の発展形がサ高住ですから、メリットはサ高住の方が大きいでしょう。

関連記事:サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)に住む13のメリットと5のデメリット

3-6.デメリットの比較

高専賃の弱点であった、「設備が統一化されておらず、必ずしも高齢者に優しいものではない」という点は、サ高住によって、大きく改善しました。そのため、サ高住の方が、デメリットが少ないと言えます。

関連記事:サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)に住む13のメリットと5のデメリット

3-7.トラブルの比較

サービスなどが統一化されていなかった高専賃と比べると、サ高住の方は「最低限必要なサービス」が定められていますから、総じて、サ高住の方がトラブルが少ないと言えるでしょう。

4.まとめ

高専賃について見てきました。

かつてあった「高専賃」という単語や制度は、今は「サ高住」という単語や制度に変わりました。統一化された規定がなかった高専賃とは違い、サ高住は一定の基準がありますから、サ高住は高専賃の発展形と言えるでしょう。

参考:
http://kosenchin.jp/DefNews.aspx?listno=223
http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk3_000005.html
http://www.minnanokaigo.com/guide/type/sakoujyu/
http://www.excite.co.jp/News/bit/E1386123204498.html

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