老後資金必要額は◯万円?ゆとりある老後を過ごすには?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
老後資金必要額

老後資金必要額について見ていきます。

「老後の資金」というのは、誰もが一度は考えたことがあるでしょう。今回の記事では、それを「数字」「データ」として紹介していきます。

1.老後にかかる毎月の生活費ってどのくらい?

「老後とは何歳からか」「最低必要額は、毎月いくらくらいか」「では、余裕のある生活をするためには?」こんな質問に答えます。

1-1.老後っていつから?

「老後」という言葉は、非常にしっかりした定義を持っているように見えて、実はかなりあいまいな言葉です。60歳が定年退職の一つのラインだったのは、今ではもう遠い昔のことです。「60歳からが老後である」としているデータは数多くあるものの、実際に「老後の資金」に手を付けるのは、65歳くらいになってからである、という統計結果もあります。

1-2.最低日常生活費

人間が人間らしく生きるために必要な「最低日常生活費」はいくらくらい必要か、というアンケートが、生命保険文化センターによってとられました。

夫婦2人で生活する、ということを考えた場合、この「最低日常生活費」の平均額は、22万円である、という結果が出ています。

1-3.ゆとりある生活費

ただ、この「最低日常生活費」に、「充実した生活を送る」という要素を加えるとなると、必要となる金額はぐっとあがります。その平均額は、35.4万円です。つまり、「最低限の生活」と「ゆとりある生活」では、10万円を超える差が生じるのです。

1-3-1.ゆとりある生活を送るための資金用途

上では、「充実した生活を送るためには、毎月10万円以上の費用が上乗せされる」としました。では、「充実した生活」を代表する使い道は何なのでしょうか。

これのトップにくるのは、「旅行など」です。働いていたときにはとりにくかった休みがとれるようになるため、旅行に行きやすくなるからでしょう。

続いて、「趣味」「日常生活で使うものを、ちょっと豊かにする」「家族などとの付き合い」などがランクインします。

2.老後に必要となる総額はどのくらい?

さて、ここからはより実践的に、「では、どのくらいの費用がかかるのか」ということを冠揚げていきましょう。

2-1.日本人の平均寿命

日本は、世界一の長寿国です。平均寿命は84歳となっています。特に女性の平均寿命は長く、87歳です。(男性は80歳)

2-2.最低日常生活費で考えた場合

65歳から老後資金を使うと考えた場合、この「平均寿命」と、上で紹介した数字をあわせると、具体的な資金が見えてきます。

(84―65)×22×12=5016万円

2-3.ゆとりある生活費で考えた場合

同じように、「ゆとりを持った場合」も計算しましょう。

(84-65)×35,4×12=8071万円(千円以下四捨五入)

2-4.医療費や介護費用など、その他必要となる金額を加算すると?

「医療費や介護費用」というのは、その人の状況によって大きく異なるものです。ただ、平均して、毎月1万円~1.5万円程度の過程が多いようです。

3.老後に手に入る金額

上で紹介した、「老後の資金は5000万円~8000万円」という数字に驚かれた人もいるのではないでしょうか。

このような貯金はない、というのは普通です。しかし、これらは全額、貯金でまかなわなければいけないものではありません。

3-1.公的年金

公的年金の受給額は人によって異なります。「国民年金」「厚生年金」「共済年金」があり、受給額も異なるため、一概には「◯円である」とは言い切れません。

ただ、社会保障給付額は15万円ほど、というデータがありますから、これを参照にしましょう。19年間で、3420万円、となります。

3-2.退職金

退職金の額は、学歴や会社によって違います。ただ、その平均を求めれば、1773万円、という数字が出てきます。

4.年金問題

「年金問題」という単語は、誰もが一度は耳にしたことのあるものだと思います。そもそも年金とは、「若い世代が税金として国にお金を納めてそれによって高齢者の生活をまかない、自分が年をとったとき、同じように若い世代の納税によって生活をまかなう」という制度です。

しかし少子高齢化によって、この「若い世代」が減っています。かつては大勢の若者が1人の高齢者を支えていましたが、現在は3人の若者で1人を支えている状態です。今後少子高齢化社会はさらに拍車がかかると予想されているため、「自分が納めたとしても、将来的には年金制度は破たんするのではないか」と考える人もいます。かつては60歳から支給されていた年金が、現在では65歳以上からとなっているのも、この年金制度を維持するための策です。

5.ゆとりある老後を送るためには?

日本が少子高齢化社会になっている今、「ゆとりのある老後」を送るためには、自衛が大切です。

5-1.老後に不足する金額の確認

ライフスタイルは、人によってさまざまです。「自分自身にとって理想となる老後の生活を維持するためにはいくらくらい必要か」ということを、現役時代に計算しておきましょう。エクセルなどを使い、系統だって考えることをおすすめします。

5-2.老後までに準備しておくべき金額

非常にざっくりした計算ですが、この記事でまとめた内容を元に考えると、「必要最低限の生活費は退職金と公的年金によってまかなえるが、余裕のある生活をするためには、2878万円足りない」ということがわかります。そのため、定年までにこれくらいの貯金を作っておくか、不動産収入などを確保しておくか、生きがいとお金のために65歳以上で働ける就職先を確保しておく必要があります。

6.まとめ

老後資金必要額について見てきました。

老後に必要な資金額※一例に過ぎません
1.最低日常生活費で考えた場合…約5016万円
2.ゆとりある生活費で考えた場合…約8071万円

老後にかかる費用というのは、非常に大きいものです。最低限必要な金額と、「ゆとりある生活を送るための金額」をしっかり確認し、それに向けて資金繰りを考えましょう。

参考:
http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/jikan/syurou/08/3d.html
http://www.nenkin.go.jp/n/www/service/detail.jsp?id=1726
http://memorva.jp/ranking/unfpa/who_whs_2014_life_expectancy.php

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*