サービス付き高齢者向け住宅でも防災訓練はしている?

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サ高住の防災訓練

サービス付き高齢者向け住宅の防災訓練について見ていきます。

阪神淡路大震災や新潟中越地震、そして記憶に新しい東日本大震災、このように日本各地で大きな災害の起きる可能性があります。

さらに異常気象とよく言われますが、豪雪やゲリラ豪雨、竜巻、台風といったように天候異常による災害もしばしば耳にします。

サービス付き高齢者向け住宅にもこのような災害が直撃する可能性は十分に考えられるでしょう。

そこで、もしものために防災訓練などを行っているかどうか、施設探しをするときには重点を置くべきです。

訓練の頻度や内容、どのような人を対象にしているのか、いざという時のためのマニュアルがしっかりしているかなどは、入所者の命を守るためにも欠かせないポイントです。

1.防災訓練のポイント

訓練の中でポイントになるのは、避難経路の確保でしょう。

避難経路があって、入所者やスタッフがその経路を認識していれば、速やかな避難行動をとれます。

サービス付き高齢者向け住宅の入所者のなかには、体が不自由で自力で避難の難しい人も少なくありません。そのような人を非難させるために、どのようにスタッフが動くかを決めておくことも、いざ本当に災害が起きたときの初期活動を円滑に行うための重要な要素となるでしょう。

2.その後の防災訓練は?

災害が起きて非難をしただけでは不十分です。東日本大震災が記憶に新しいですが、当面は普通の日常生活が送れません。

ライフラインがガタガタになるでしょうし、物資の運搬もスムーズにいかない恐れもあります。そこで水や食料の確保をどうするか、また建物が倒壊しそうなとき、それを防ぐためにスタッフがどう動くかということの訓練を行っているかどうか確認をしましょう。

できれば、周辺の施設や組織とのネットワークがあって、訓練の時にも緊密に連携できていると安全性も高まります。

3.マニュアルを作っているか?

いざという時の備えとして重要なのは、マニュアルの存在です。さまざまな事態を想定して、「こうなったらこう対処する」というものが決められていると、スタッフも行動を起こしやすいです。

特に重視したいのは、情報の発信手段をどうするかです。サービス付き高齢者向け住宅の入所者のなかには、言葉や耳、目の不自由な方もいるかもしれません。

さらに認知症をはじめとして、自分の意志を正確に伝えられない人もいる可能性は考えられます。

このような人に災害情報を正確に伝えるのは通常の手段では不十分です。

目の不自由な人には音声による誘導、情報伝達カードを事前に準備しておく、避難誘導する介助者を取り決めしておくといった準備ができていると安心です。できればマニュアルのあるところは見せてもらって、あらゆる事態に想定できているかどうか確認しましょう。

4.消火訓練をしているか

災害が起きた場合に特に注意しないといけないのが、火災です。特に大震災が起きると、火事が起きて被害に遭うというケースが多々見られます。火災は初期対応が全てです。

そこで、防災訓練のプログラムの中で、消火訓練を実施しているかをチェックしましょう。スタッフなどが消化器の取り扱いに慣れていると、大規模火災に繋がらずに済むかもしれません。

ただし、場合によってはスタッフだけの消化作用では手に負えないこともあるでしょう。そこで訓練の中で、初期消火に失敗したときに消防署に通報し、入居者の避難訓練を行っているかどうかをチェックするのは大切なポイントになります。

5.入所者の初期対応

できることなら無事に、すべての入所者が速やかに避難していきたいものです。しかし、特に大きな施設になればなるほど、その実現は厳しくなってしまうのが現実でしょう。
そこで、けが人や重篤な症状の入所者が出た場合の訓練を実施しているかどうかを事前に確認しましょう。例えば、人工呼吸や心臓マッサージの訓練を日ごろから実施していれば、救急車が到着するまでの心肺蘇生を自前で行えます。

心肺停止状態になると、時間との闘いです。このような訓練を普段からしておけば、救える命も増えるでしょう。

6.入所者の参加

基本的に避難誘導や消火活動などの災害時の作業は、スタッフが中心となって行います。しかし、訓練を実施するときには、入所者の方にも参加していただいた方がもしものために役立つことは間違いありません。

特に何をするわけではないかもしれませんが、災害が起きた時にどのような流れで行動すればいいのか入所者も学習します。

また災害が起きるかもしれないという意識付けもできるので、本当に災害が起きた時に慌てません。

このことから、訓練に入所者が参加するかどうかといったポイントも事前にチェックしておくことをおすすめします。

7.まとめ

サービス付き高齢者向け住宅の防災訓練について見てきました。

サービス付き高齢者向け住宅選びをするときには、防災体制に関してきちんと確認すべきです。災害が起きたときに、弱者である高齢者が被害者になるリスクは高いです。

そのため、彼らを犠牲にしないためにどうすればいいのかについての問題は施設にとって重要な課題です。

避難などの訓練を常日頃から行っているところは、入所者もスタッフも災害に対する意識が高いと考えられます。

訓練をどのくらいの頻度で行っているか、何を想定した訓練を実施しているかを質問して、そこを施設選びのポイントにするとよいのではないでしょうか?

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