サービス付き高齢者向け住宅のサービスに介護保険サービスは含まれる?

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サ高住の介護保険

日本は、国民の4人に1人が65歳以上であるとされ、超高齢化社会と言われています。この問題は日本だけではなく、国際的な問題に発展しており、2050年には世界人口のおよそ2割が65歳以上になると予想されています。

それに伴って介護問題が顕在化しつつあることをご存知でしょうか?少子化が著しく進んでいることも影響し、身体的な負担はもちろん、精神的、そして経済的な負担が急速に加速しています。なかでも経済面に関しては、65歳以上の方1人を支えるのに、65未満の方3人もの人数が必要になっているほど。年金ですべてをまかなうことも難しくなってきています。

そこで、味方になってくれるのが介護保険です。介護保険は、サービス付き高齢者向け住宅に住んでいる方でも適用の対象内となるので、制度を十分に理解しておきましょう。

経済的負担を軽減

サービス付き高齢者向け住宅での支援や介護でも、介護保険の適用は認められています。介護を受ける方の経済的負担を減らすためにもとても重要ポイント。「知らない」といって見逃すわけにはいきません。

例えば、保険適応時と非適応時で、月々の負担が最大「10倍」もの差額が生じます。保険未加入の方が介護費に月20万円かかったとすると、保険加入者は月2万円(1割負担の場合)で済んでしまいます。どれだけの効果があるかが理解できたでしょうか。

実際、介護を受けている方のほとんどが介護保険を利用しています。というのも、介護にかかる費用は決して安いものではないからです。経験した方ならわかると思いますが、介護は簡単なものではなく、体力的にも精神的にも疲労が大きいもの。1回の介護費も大体4000円〜数万円かかります。1日4000円程度でも週に3、4回お願いするとなれば、単純計算で月に5万〜7万円の介護費用が必要です。いくら年金があるからといっても大きな負担になるのは間違いありません。

しかし、保険が適応されれば、その1割(=月々約5000円〜7000円)の支払いで済み、経済的負担は激減します。このように介護保険がもたらす恩恵は多くの人が思っているより随分と大きなものです。では、介護保険についてもう少し掘り下げてみましょう。

2種類の制度

介護保険は大きく2種類に分けることができます。個別に見ていきましょう。

公的介護保険

市町村などが運営するこの保険は、2000年に誕生した比較的新しい福祉制度です。利用者の介護費は実質料金の1割負担で済むという便利なもの。認知度も年々上昇しており、この恩恵を受ける方は増えてきています。

大きな特徴として挙げられるのが被保険者の区分。被保険者が65歳であれば第1号被保険者となり、いかなる理由で介護が必要になったとしてもサービスを受けることができます。40歳〜64歳までの方は第2号被保険者に区分され、介護が必要になったとしても、その原因次第ではサービスを受けられない可能性があります。各市町村ごとに「介護対象となる疾患」が設定されているので、詳しくはお住まいの市町村役場、もしくは入居予定のサ高住が所属する市町村役場で確認してみてください。

民間保険

こちらはその名の通り、民間企業が運営する介護保険です。主に生命保険などを運営している会社が介護用に提供するもので、介護一時金や介護年金など、公的介護保険にはない保険サービスを提供しています。掛け金は生命保険と同様に年齢などで金額が変動、一時金タイプや年金タイプ、終身介護タイプなどと幅広いタイプが揃っています。利用者が希望に合わせたプランを選べる点が大きなメリットとなるでしょう。

サ高住では「支援」「介護」を受ける時に保険が適用される

サービス付き高齢者向け住宅に入居されている方も介護保険を利用する事ができます。ただし、老人ホームとは違い、あくまでも「住居」という立ち位置のため、介護保険が認められるのは外部の支援、介護サービスを受けるときのみ。また、サ高住の中には介護施設などが併設されている場合もありますので、どのサービスが保険の適応範囲内かをヘルパーさんなどに聞いてみるとよいでしょう。

介護保険を利用するためには

介護保険を利用するためには、「要介護認定」を受けなければなりません。要介護認定とは、支援や介護が必要であることを明確にするもの公的な証明です。認定は、お住まいの市町村役場で申請したのちに実施される「訪問調査」の結果次第となります。各市町村により異なりますが、おおよそ30日程度で結果が届くのが一般的。ただ、民間保険会社を利用することをお考えの方は、企業独自の目線で判断されることもあるので、事前に適応範囲を把握しておくといいかもしれません。

ここまでお話してきた通り、介護保険は充実したセカンドライフを送るためには欠かせないポイントです。サ高住に入居した、もしくはこれから入居予定の方はしっかりとチェックしておきましょう。これは皆さんだけでなく、ご子息やご息女などの精神的負担を減らすという意味でも大きな役割を果たします。もし、ご存じなかった方は、できるだけ早期に調べることをおすすめします。

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