サービス付き高齢者向け住宅の認可と制度への登録の流れ

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サ高住の認可

サービス付き高齢者向け住宅の認可と登録について見ていきます。

社会の高齢化に伴い、医療サービスや福祉サービスは変化してきており、またこれから先も発展していくことが予想されます。

これまでは、医療サービスは病院で受けるもの、介護サービスは老人ホームで受けるもの、というのが一般論でした。

しかし、それが変化した現在では、家に居ながらにしてそれぞれのサービスを受けられるようになっています。

利用者のニーズによってサービスが劇的な変貌を遂げているといってよいでしょう。そして、この流れで近年誕生したのが「サービス付き高齢者向け住宅」です。

通称「サ高住」と呼ばれるこの施設は一体どのようなものなのでしょうか?サービス付き高齢者向け住宅の特徴について見ていきます。

1.サービス付き高齢者向け住宅を運営するために必要なこと

1-1.政府の認可が条件

サ高住と銘打って住居を貸し出すためには、各都道府県や政令市に申請をして、認可を受けることが絶対条件となっています。

法律によって細かな基準が定められており、これを全てクリアしなければ営業をすることはできません。

そのため、利用者側からしてみれば必ず一定の質は確保されているとの判断材料になります。認可が無い場合には一般的なアパートやマンションの一室と変わりありませんので注意してください。

1-2.建築基準とサービス基準

都道府県にサ高住の申請を行い、認可を受けるためには一定の基準を全てクリアしなければなりません。

サ高住の基準には「建物の構造」と「サービス」の2種類に大別することができます。前者はバリアフリーの構造になっているか、必要箇所に手すりが取り付けられているか、車いすでも通れる廊下の幅が確保されているか、居住スペースは充分かなどが定められており、後者は安否確認の制度は整っているかどうかが審査されることになります。

なお、サービスの方は必要最低限の安否確認さえできれば審査を通過することが多いですが、それに加えて医療、福祉サービスとの連携が取れるような制度を取り入れていることも多く、この差によって賃貸の料金に差が発生することがあります。

関連記事:サービス付き高齢者向け住宅の建築基準はどうなっている?

1-3.制度に登録される

サ高住の申請が通り、営業の認可を受けた際には制度に登録されることになります。これによって行政が管理することになります。そして利用者は地方行政が行っている制度を利用することで、自身に合ったサ高住を検索できるようになっています。

サ高住に住みたいけれど、何から手を付けていけば良いか分からないという方は、まずこの制度を使って住宅探しをすることからはじめてみてはいかがでしょうか?

2.設備とサービスと値段の関係

2-1.サービスの内容は?

サ高住で受けられるサービスは認可制にしているため一定は確保されていますが、それ以外のサービス内容は各住宅によって異なります。

法律上は安否確認さえしていれば問題はありませんが、それ以外にも外部の介護サービスを提供してくれる事業者や病院等と連携を取り合って、包括的に生活をサポートしてくれる住宅も増えてきています。

なかには介護施設が併設されているサ高住もあり、必要に応じてすぐにデイサービスを利用できるような制度になっているところもあります。

こういったサービス内容の違いが入居先を決める上でのポイントとなるでしょう。

関連記事:サービス付き高齢者向け住宅のサービス内容ってどんなもの?

2-2.それぞれの関係

手厚いサービスをしてくれたり、良い設備が整っていたりするサ高住は賃貸料も比例するように高くなります。

値段を左右する要素としては、サービスの内容や設備の良さのほか、住宅の立地条件もあるため、地域によって相場がかなり違ってくる点にも注意です。

良いサービスで最高の部屋を借りたいならば、それなりの対価は必要となってしまうのが現実。

そのため、自分がどの程度の質を求めるのか、吟味した上で物件を選んでいくことが必要となるでしょう。

2-3.中には格安物件も

サ高住のなかには格安物件もあります。月賃料が5万円程度と、普通のアパートに暮らすのと同程度の賃料で部屋を貸してくれているところも少なくありません。

しかしながら注意しなければならないこともあります。それはサービスの質です。やはり格安であれば、その分サービスに不満が残ることもありますので、この点にはしっかりと留意しなければなりません。

日中に介護士や看護師が施設内に常駐していて、安心して暮らせる環境が整っているサ高住はやはりそれなりの値段がします。

こういった質の高いサービスを受けたい場合には立地条件を少し妥協するなどして、いくらか安く抑えられるように考えてみるとよいかもしれません。

3.まとめ

サービス付き高齢者向け住宅の認可と登録について見てきました。

サ高住は都道府県や政令市等の認可を受けなければ営業をすることができません。その基準はサービス内容と建物の構造に課せられており、事細かに定められています。そのため、どのサ高住を選んだとしても一定のサービスを受けることが可能です。

部屋の賃料はそれぞれの住宅によって異なり、やはり良い設備が整っていたり立地条件が良かったり、手厚いサポートサービスが整っている住宅はその分値段が高くなりますので、選ぶ際の基準を自身はもちろん、周りの方にも相談してみることをおすすめします。

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