サービス付き高齢者向け住宅での入居者のプライバシーは守られる?

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サ高住のプライバシー

サービス付き高齢者向け住宅の入居者とそのプライバシーについて見ていきます。

昨今の高齢化傾向や介護事情を考えると、介護を必要とする場合には有料老人ホーム等の介護福祉施設に入居するのか、それとも在宅で介護をしてもらうのか、二通りの方法がすぐに思いつく方法だと思われます。

しかし、最近では第三の方法が登場し、注目を集めています。

それこそが「サービス付き高齢者向け住宅」で生活を送りながら、必要な分だけ介護を受けるという方法です。まだまだスタートしはじめたばかりのサービスということもあり、なかなか認知されてはいませんが、サ高住にて介護を受けるメリットは多くあります。

では、一体どのような特徴があるのでしょうか?「プライバシー」という観点から老人ホームや在宅介護との違いや魅力を見ていきましょう。

1.介護と生活、プライバシーの問題

1-1.老人ホームの問題点

介護してもらう方法としてもっともポピュラーなのが、特別養護老人ホームや有料老人ホームなど、通称「老人ホーム」を活用するという方法です。

入居した場合には生活における全ての面倒を見てくれることになります。

この充実したサービスと引き換えに、対価として多額の費用が発生してしまいますが、これが第一の問題点とされています。

次に問題とされているのが、入居者のプライバシーに関する点です。

老人ホームでは四六時中入居者の面倒を見てくれますが、その制度上の問題で、施設内にいる他の入居者と共に生活を送ることになります。自分一人の時間が思っていた以上に確保しにくいかもしれません。人によっては、他人とあまりに近すぎるこの人間関係を煩わしく思っている方も少なくはないはずです。

人とのつながりが全く無いのも問題ですが、過剰にあり過ぎるのもまたプライバシー的な問題に繋がってしまいます。

1-2.在宅介護の問題点

在宅介護を受けると、週に何度かホームヘルパーさんが住まいに来て介護をしてくれます。入浴や排せつの介護など生活に関わる必要なことを全て行ってくれるので、大変心強い味方となるでしょう。

しかも、こちらは老人ホームとは違い、一時的にヘルパーさんに介護を依頼するだけですので、費用はそれほどかかりません。

ただ、自分の時間を充分に持てる代わりに、人とのつながりが極端に減ってしまうことが問題となっています。

家にいる分、プライバシーという観点から見れば問題が無いように見えますが、今度はまた違う問題が発生してしまうのです。

1-3.バランスが求められる

新たなニーズは、プライバシーが確保されながら、人との付き合いもできるという環境作りにあります。

ニュースで高齢者の孤独死が度々取り上げられていますが、これは人とのつながりが極端に少ないからこそ起きてしまう悲劇です。

解決するためには適度な人付き合いができる環境を整えていくことが必要となるのではないでしょうか?

要するに、介護に特化していたり、プライバシーや自分の時間に特化していたりと、両極端なサービスしか無かったのが問題なのであって、その辺りの均整がとれたサービスがあれば良いのです。

2.サ高住でのプライバシーは?

2-1.新たなニーズに対応したサービス

最近になって登場した「サービス付き高齢者向け住宅」は、在宅介護と有料老人ホームのちょうど中間点に位置する新たなサービスです。

入居者に与えられるのは老人ホームのような一括りにまとめられた施設ではなく、個人の住宅で、簡単に言えばアパートやマンションのようなもの。そしてそのアパートにはコンシェルジュのようなサービスが付いています。

これによって必要になった場合だけ介護を頼むといった具合に、融通の効いた生活を送ることが可能となっております。

2-2.プライバシーが守られる点も魅力

サ高住の魅力は、プライバシーが守られるという点にもあります。

施設中の一室を借りることになるので、普通のアパートやマンションに入居するのと何ら変わりがありません。

そのため、自宅では普段通りにゆっくりと過ごすことができ、そして共有スペースでは他の住人とお話をしたりしてつながりを持つことも可能です。

まさに老人ホームと在宅介護の二つが持っている問題を一手に解決する救世主になっているというわけです。

実際に、この適度な介護サービスと住まいのサービスが現在人気を博しており、サ高住に移り住む人も増えてきているようです。

老人ホームに入るほど介護が必要というわけではないが、人との関わりを持てずに困っていたり、これから先介護が必要になるかもしれないと懸念していたりする人から支持を集めているのです。

関連記事:サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)に住む13のメリットと5のデメリット

3.まとめ

サービス付き高齢者向け住宅の入居者とそのプライバシーについて見てきました。

介護を受ける方法は老人ホームに入居するか、ホームヘルパーさんに頼んで在宅介護を行っていくかの二通りだけでなく、現在では新たに生まれたニーズに対して対応するべく、サービス付き高齢者向け住宅に入居するという第三の方法ができています。

サ高住を活用するメリットは、老人ホームのように密接過ぎる人間関係ではなく、適度の距離を置いた関係を築ける点や、プライバシーが守られて、自分の時間を充分に持てるという点にあります。

新しいサービスだけに、不安がある方も多いと思いますが、介護業界を一新するような革新的なサービスとして、今後さらなる注目が集まっていくかもしれません。

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