サービス付き高齢者向け住宅の入居率は高い?その理由は?

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サ高住の入居率

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)の入居率について見ていきます。

入所できるまで1年以上、地域によっては10年以上も待たなければ入れないと言われている特別養護老人ホーム。

それを待っている人たちのために、新たな受け皿となることが期待されているのがサービス付き高齢者向け住宅です。

まだまだ認知度が低い住宅ですが、低料金で充実した介護サービスが受けられるといった魅力があり、人気が高まっています。実際の入居率はどれくらいなのでしょうか?

1.サービス付き高齢者向け住宅の入居率は?

2011年10月に創設されたサービス付き高齢者向け住宅。(財)高齢者住宅財団の調査結果によると、平成24年8月の時点での入居率の平均は76.8%でした。

詳細を見てみると、「100%」が23.1%、「80%以上100%未満」が27.2%で、半分以上は80%以上の入居率となっています。入居をスタートしてから12ヵ月経った物件において特に入居率は上昇していて、平均では86.9%という高い数字を示しています。

1-1.サービス付き高齢者向け住宅の入居率が高い理由

この入居率は非常に高いと言われています。その理由はどういったことなのでしょうか?

一つは月々の費用が安いことが挙げられます。入居率が高い物件の特徴として月々の費用が安い物件ほど入居率が高いことが分かっています。

また、入居者の8割が要介護認定を受けていて、平均すると要介護度は1.8、要介護1と2だけでは38.4%にもなっていました、要介護4、5という高い要介護への対応も行われているということで、健康な人だけが利用しているわけではない、ということが証明されたということでもあります。

また、介護を重要視しているサービス付き高齢者向け住宅が多い、ということも明らかになり、逆に自立している方の住み替えとしての住宅を増やすことが、今度の課題となりそうです。

1-2.サービス付き高齢者向け住宅を希望する動機は?

サービス付き高齢者向け住宅に住みたいと希望する人は、どのような動機を持っているのかというと、多いのは「一人暮らしが不安になった」という理由と「介護が必要になったため」という理由が多いようです。

やはり、介護の問題は大きいということです。介護サービスの利用方法はいろいろあり、在宅で訪問介護などのサービスを受けるという方法もありますが、それだとどうしても家族のサポートが必要になり、簡単にはできないということでもあります。

サービス付き高齢者向け住宅であれば、必要なサービスを選び、契約することができますし、介護を重要視している住まいを選ぶことで、介護に関する不安も解消されますね。

介護が必要になった時のことを考えて、という動機は少数意見のようです。しかし、介護が必要になる前に、介護を必要としないような日常生活を送ることも大切です。自立を促すことをメインとしたサービス付き高齢者向け住宅であれば、自立した生活をすることができるでしょう。

1-3.サービス付き高齢者向け住宅の利用者の平均年齢は?

サービス付き高齢者向け住宅の入居者において、平均年齢は82.6歳です。80歳代の入居者が半数以上占め、90歳代の方が17%で、60歳代は少ないようです。

入居者の年齢から見ても介護が必要になってから住まいを探す、という傾向が根強く、介護を必要としない年代においては、サービス付き高齢者向け住宅への転居は考えていない方が多いということです。

ただ、介護が必要になってから住まいを探すのは簡単ではありません。介護の重症度にもよりますが、寝たきりになった状態では自分の目で住まいを見て選ぶ、ということは不可能です。体が不自由になってからでも、自分の足で住まいを探すのは大変です。自分の住まいですから、本人が気に入った場所を選ぶことは大切です。

また、介護の重症度が上がると受け入れ先も選択肢の幅が狭くなります。そういったことを考えると、老後の住まいは自分が健康でいくつもの住宅を見学して、自分に合った住まいを探せるくらい健康な時期に入居を考える、ということは大切なことではないでしょうか。

年代のせいでもあるのでしょうが、単身者率も高いです。これは年代のせいばかりではなく、夫婦で暮らせる部屋が少ないというのは原因の一つです。夫婦で入居する際には、2部屋借りなければならないという住宅も多く、それだと家賃が2倍になってしまい、費用がかかりすぎてしまいます。

サービス付き高齢者向け住宅の入居率は非常に高いことが分かっています。低料金で、介護サービスも充実していて、安心して生活できるというメリットが入居率の高さにつながっているようです。特に介護を必要としている方、80歳代以上の方の入居率が高く、介護を必要としている人の入居が目立っています。

一方で60歳代の方の入居率は低く、健康なうちはサービス付き高齢者向け住宅の必要性を感じていない、ということも。

しかし、老後の生活を快適にするには、本人が生活しやすい住まいで暮らすことが大切です。そのためには、自分で本当に気に入った住まいを見つけることが必要です。

2.まとめ

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)の入居率について見てきました。

健康なうちに自分に合った住まいを見つけ、そこで新しい生活を踏み出すことが、自立した快適な生活をすることにつながると言えます。

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