サービス付き高齢者向け住宅の生活相談員にはどんな役割がある?

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介護予防サービス

サービス付き高齢者向け住宅の生活相談員について見ていきます。

高齢化社会がどんどん進んでいることは、ニュースなどの報道でもしばしば取り上げられることです。

そこでよく話に持ち上がっているのが介護問題。高齢者の人口増加とともに、要介護の人も増加しているといわれています。

昔は家族で介護するというのが普通でしたが、少子化による核家族化が進んだ結果、なかなか家族だけで面倒を見るのも厳しくなりつつあるのが原因です。

実際、子供が面倒を見ることができず、配偶者がケアをする老介護の事例はどんどん増えてきています。在宅ケアだけで面倒を見るのは難しいのが現状なのです。

そこで注目されているのが、サービス付き高齢者向け住宅の存在。施設で介護の専門家のケアを受けながら生活する方法であれば、介護疲れなどの問題も解決できる可能性が高いです。

そして、このサービス付き高齢者向け住宅で活躍する「生活相談員」の役割にも注目が集まっています。

サービス付き高齢者向け住宅の入居者のなかには、医療や介護、生活支援サービスの必要な方も多くみられます。

そこで施設内と外のサービスをうまくつなげるかが重視されます。生活相談員は入所者のニーズをくみ取りながら、求められるサービスの提供のために奔走する架け橋的な役割を担う重要な存在。

ところで生活相談員とはどのような人を指すかご存知でしょうか?

1.サービス付き高齢者向け住宅の生活相談員とは?

生活相談員は、介護施設などで利用者の受け入れに関する契約や手続きといった窓口業務を行う人たちのことです。

内外との連絡調整が主要な業務で、事業所の運営を全体からみられるような重要なポジションです。生活相談員になるためには、一定の資格を取得しておかないといけません。生活相談員の資格要件ですが、以下のような項目が用意されています。

1-1.社会福祉法と厚生労働省令によるもの

3つの資格を取得している人が、相談員として仕事をすることが認められます。

それは社会福祉士と精神保健福祉士、社会福祉主事任用資格です。最後の社会福祉主事任用資格は、聞きなれない名称かもしれません。

この資格を取得する場合には、短期大学や大学といった教育機関で社会福祉に関する科目を3科目以上履修して卒業した人が対象です。

その他には、全社協中央福祉学院社会福祉主事資格認定通信課程もしくは日本社会事業大学の通信教育科を履修したものも資格取得対象者です。

ちなみに2つの通信教育とも、1年間のプログラムになっています。

1-2.条件付きで取得できるもの

介護福祉専門院や老人福祉施設の施設庁を経験した人は、条件付きで相談員として仕事のできる可能性があります。

ただし条件を満たすかどうかは、都道府県によって解釈は異なります。

もし相談員として仕事をしたいのなら、担当課で確認してください。そのほかには介護福祉士で一定の実務経験を有している人や、特別養護老人ホームなどで1年以上にわたって介護提供に関係する計画作成の実務経験を有する人も相談員として活躍できる可能性があります。

2.追加要件のある都道府県も

上で紹介した資格を持っている人が相談員となるためには、追加要件も満たさないといけないかもしれません。

追加要件に関しては、都道府県ごとに用件が異なります。

例えば東京都を見てみると、

  • 介護支援専門員の資格を持っている
  • 介護施設で介護に関する実務経験が1年以上ある
  • 介護福祉士の資格を持っている

といった条件を提示しています。

実務経験に関しては通算で1年以上、勤務日は180日以上であれば基準を満たします。神奈川県の場合、介護福祉士や介護支援専門員、介護保険施設もしくは通所系サービス事業所で、介護の業務に常勤で2年以上、勤務日数は360日以上従事した人という条件が課されます。

このように自治体によって判断は分かれます。

以上が生活相談員として仕事をするために、必要な資格です。

ただし資格要件を満たして、それなりに介護職の経験のある人でも相談員として活躍できるかどうかは話が別です。

サービス付き高齢者向け住宅のなかでも、それぞれ事務内容が異なります。さらに個人の資質についても差があるので、相談員がいれば安心とも単純には決められません。

ただ、生活相談員がサービス鎚高齢者向け住宅で仕事をするにあたって、必要な視点があります。

住宅に入所しても、地域からの孤立を防いで、個人の人間としての尊厳を保持することです。相談員はそのための支援チームの一員という認識を持たないといけません。

さらに、入所者を見守って、必要なサービスは迅速に提供できるようにしないとならないでしょう。

そのためには、入所者に積極的にコミュニケーションをとる姿勢も求められます。家族とも緊密に連携して、入所者の状態をタイムリーに伝えて、家族の不安を和らげることも必要です。

3.まとめ

サービス付き高齢者向け住宅の生活相談員について見てきました。

サービス付き高齢者向け住宅を選ぶ際は、ケアをしっかりと行っている相談員がいるかどうか、見学のときなどにチェックするとよいかもしれません。

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