
サービス付き高齢者向け住宅のショートステイについて見ていきます。
サービス付き高齢者向け住宅は、短い期間での入居を取り扱っている施設もあります。
「自立した暮らしを確保したいけれど、一時的にこれまでの住居を離れなくてはいけない」「健康状態に不具合の出やすい期間がある」、そんなそれぞれの事情に応じて、「ショートステイ」という短期利用をすることで、不安の大きい期間を乗り切ることができます。
ショートステイを積極的に利用して、セカンドライフを健康に過ごし、安全な生活を守りましょう。
目次(読みたいところまで移動できます)
1.サービス付き高齢者向け住宅の活用
サービス付き高齢者向け住宅は、そこで暮らす人々が自由と安全の両方をバランスよく得られるという良い面を持っています。
健康状態や介護に関する不安を抱えている人にとっては、介護サービスを身近で受けられる環境は大切ですが、プライバシーが少なくなるのは精神的に辛いもの。現在はそれほど健康状態が悪いわけではない人にとっては、介護サービスではなく安全確保の見守りだけを必要とする場合も少なくはないでしょう。
そういったニーズに応え、家族と離れている人や一人暮らしの人にとっての見守りを確保できるのが、サービス付き高齢者向け住宅というわけです。
このサ高住はこれまでの施設のように重度の介護認定がある人ばかりではなく、自立した生活を送れる人の利用も可能で、さらに短期利用といったこれまでの施設とは少し違った利用方法もできます。
それぞれの健康状態に合わせ、自身に一番合ったスタイルで生活を送るようにしましょう。
2.サ高住はショートステイもできる
サービス付き高齢者向け住宅は、老人ホームなどの施設とは違って、賃貸契約での施設利用となっています。そのため、継続的な居住利用だけでなく、ショートステイなど短期利用という使い方も可能です。
また、その施設で提供しているサービス内容と入居者のマッチングを正規の入居前に確認するための体験入居というお試し期間を利用できることもあります。見学だけでは見えなかった日常生活に密着した細々とした事柄をチェックできるので、入居後の不適合を防ぎ長く安心して利用できるようになるでしょう。
短期利用では、入居者本人や家族の必要に即して、数日間といった短い入居から数ヶ月といったまとまった期間の生活も可能となります。
家具や生活に必要なものが揃っているため、入居や退去の準備も簡単でスムーズです。
身の回りのものだけで生活をすぐに始められるのではないでしょうか?
サービスは終身利用と同様のものを利用することもできますから、安心して暮らすことができるはずです。
実際に、長く暮らしていた家のバリアフリー工事や長期入院後すぐの生活に不安を感じる場合など、さまざまなケースで利用する人が増えています。気分を変えてリフレッシュしたいという生活の楽しみのためにも活用できるかもしれません。
3.サ高住でショートステイを利用する時の費用
ショートステイの利用では、終身の契約とは違い料金も少なく済むことが多いですが、契約内容はきちんと納得の上で手続きをすることが必要です。受けられるサービスと利用金額についても確認しておきましょう。
3-1.ショートステイに必要な費用
契約時には賃貸契約として敷金が必要なことがあります。短期といっても幅がありますので、敷金の金額はさまざま。
その期間の実費だけの支払いのみで、敷金のないところもあります。
敷金があるところは、躊躇する気持ちにもなりますが、退去時に精算されて戻ってくる制度を導入しているところが多いので、どのような場合にどんな割合で戻るのかを確認しておくと安心です。
そのほかにかかる費用としては、入居に必要な家賃、管理費、水道光熱費などがかかります。
食費やその他のサービスは利用に応じて支払うことになります。日割り計算もありますので、使った分だけ支払うということが基本です。一ヶ月以上の利用の方が日額換算で割安になる施設もあります。
3-2.ショートステイでの生活とサービス
短期利用の入居者も食事や生活の介助、介護サービスなどを利用できます。これまで利用していたサービスをそのまま引き継いで利用することも可能なため、入居前後の生活と同じようなペースを守ることができるでしょう。
数日から数週間であると、ホテルなどの利用と迷う人もいますが、ホテルのサービスは高齢の方の生活上の細々とした不安までは網羅できないことも多いです。サービス付き高齢者向け住宅であれば、日常的に職員が常駐して入居者の安全に気を使い、時々に応じて適切な対応をしてくれます。
持病を持っている人には治療食などの提供も可能となるため、便利で安心度が高いところが大きなポイントとなるのではないでしょうか?
サービス付き高齢者向け住宅でのショートステイを利用することで、自立した生活を続けやすくしたり、生活にメリハリや楽しみを作ったりすることができます。
自分の力で生活し、できることをなんでも自分でする、こういった活動は老化を遅らせていつまでも健やかに暮らすためにも良い影響をあたえるはずです。
4.まとめ
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)のショートステイについて見てきました。
サ高住の短期利用を必要に応じて利用することで、毎日のペースを崩さずに、そんな生活を続けることができるかもしれません。
これまで利用してきた介護サービスを引き続き利用することもできるため、人間関係や生活環境の変化に煩わされることも少なくなるでしょう。
コメント