サービス付き高齢者向け住宅の運営基準は運営事業者によって異なる?

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サ高住の運営基準

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)の運営基準について見て行きましょう。

サービス付き高齢者向け住宅を運営するには、事業者が守らなければならない運営基準があります。

もちろんその基準を満たしていない事業者サービス付き高齢者向け住宅の登録をすることができませんし、行政の立ち入り検査などにおいて基準を満たしていない場合は、登録の取り消しなどもあります。

また、運営基準を満たしているからといって、すべてが優良なものかどうかは判断しにくいものです。後悔しない選択をするためにも、運営面における判断もポイントとなるので、入居前の確認が大事です。

1.サ高住の安否確認と生活相談サービスの内容

サービス付き高齢者向け住宅の「サービス」にあたる、居住者の「安否確認」と「生活相談サービス」。これらの内容については基準というものがなく、それぞれの事業者によってさまざまです。

多くの事業者では定期的に居室を訪問するという内容が多く、1日に3回、という頻度で行われていることが多いようです。緊急時の対応に関しては、救急車による搬送のほか、主治医や契約している医療機関への通報、または自ら医療機関に搬送するということも。

生活相談に関しては、介護に関する相談が多いようです。ほかには医療や日常生活に関すること、他の入居者との人間関係や家族に関する悩みも多いようです。

生活支援サービスは、事業者によってさまざまな違いが出てくるものです。通院への付き添いや買い物の代行、清掃代行、ゴミ出しなどを実施しているところも多いようです。

2.サ高住の職員体制について

サービス付き高齢者向け住宅においては、ケアの専門家が最低でも日中に常駐して、安否確認と生活相談サービスを提供するということになっています。

ケアの専門家というのは、社会福祉法人・医療法人・指定居宅サービス事業所などの職員、医師、看護師、介護福祉士、社会福祉士、介護支援専門員、介護職員初任者研修課程修了者のことです。日中の配置人数としては1人が多いようです。中には3人の配置をしている事業所もあります。

3.独自の運営基準

地域によって運営基準に違いがあります。特に東京都では「高齢者の住居の安定確保に関する法律に規定する基準」のほかに、さらに強化している基準があります。

サービス付き高齢者向け住宅の安否確認サービスと生活相談サービスのほか、救急時対応サービスを実施すること。また、虐待や権利利益の不当な侵害を防止するための対策を講じること、などが決められています。

また緩和している基準もあります。一つは各住戸の面積基準を25平方メートル以上から20平方メートル以上に、また、常駐する資格として、国が定めている資格を有するものに加えて、高齢者向け住宅において生活援助員などの業務に2年以上従事し、入居者への適切なサービスを行うことができると認定された者でも可とする、といった基準になっています。

4.サービス付き高齢者向け住宅を運営するさまざまな業種

サービス付き高齢者向け住宅を運営しているのは、医療・介護関連の事業所だけではありません。電気関連の企業や鉄道会社、不動産会社、建設会社、コンサルティング会社などさまざまな業種が、サービス付き高齢者向け住宅の運営に着手しだしています。

サービス付き高齢者向け住宅の運営基準は業種によっても異なります。特徴的なのは、介護関連の事業所では介護サービスが充実しているところが多く、介護の質も期待できるでしょう。自立よりも介護を重要視していることも多いです。

医療関連の事業所は、さまざまな医療行為に対応しているのがメリットです。医療法人などにおいてバックボーンがしっかりしていて、安心感があります。

不動産会社や建設会社関連においては、住宅の質が高いことが多くあります。部屋も広く、生活しやすい設計となっているところが多いと言えます。

このようにサービス付き高齢者向け住宅は、運営する業種によって、運営方針やサービス内容、どのような点に重点を置いているか、などに違いが出てきます。それぞれの事業者の経営理念や方針、サービス付き高齢者向け住宅に関する考え方なども確認することで、自分に合ったサービス付き高齢者向け住宅を選ぶことができるのではないでしょうか。

かつての65歳以上の方を対象にした住宅においては、基準もあいまいでサービス内容も統一されず、介護支援に関しても義務化されていなかったため、充実したサービスを受けることができない住宅が少なくありませんでした。そういったことからトラブルも後を絶たなかったものです。

それらを改善し、作られたのがサービス付き高齢者向け住宅ですが、運営基準はしっかりとあるものの、内容に関しては事業者によってさまざまです。近年においては、医療や介護関連だけではなく、さまざまな業種が参入し、いろいろな方針や考え方においてサービス付き高齢者向け住宅の運営をしています。それぞれには特徴があり、それぞれメリットやデメリットもあります。運営方針や内容などをしっかりと確認し、自分に合った住宅を見つけることをお勧めします。

5.まとめ

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)の運営基準について見てきました。

入居の検討の際には、事前によく利用者などの声や情報を集め、必ず見学して確認することが重要そうですね。

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