急増するサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)とは?10の特徴

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サービス付き高齢者向け住宅とは

サービス付き高齢者向け住宅について見ていきます。

高齢者向けの住まいというのは、非常に選択肢が豊富です。自分のライフスタイルにあったものを選べるようになっています。

1.サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)とは?

そのなかに、「サ高住」と呼ばれるものがあります。これの正式名称は「サービス付き高齢者向け住宅」と言います。ただ、大変長い名前ですから、「サ高住」と略されて書かれていることが多いようです。今回の記事の本文では、この略称である「サ高住」という言葉を使ってお話をしていきましょう。

1-1.サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)の概要

サ高住は高齢者向けの住居ですが、その基準は厳密に定められています。詳しくは後述しますが、広さなどがその基準です。

ちなみに、サ高住は、「有料の高齢者施設」ではありません。一般的な住まい(マンションや一戸建てなど)と同じ区分に位置するものであり、「高齢者向けに打ち出されている住宅である」と考えるとよいでしょう。

1-2.サービス付き高齢者向け住宅の入居条件

どのサ高住にも共通する入居条件はたった一つ、「60歳以上である」ということです。というのも、サ高住はあくまで「住宅の形態の一つ」というべきものでもあるからです。

そのため、明確に、「このような症状の人はダメ」ということはなく、要介護状態の人であっても、また逆に自立している人であっても、施設の基準を満たせば使えます。もっとも、多くの施設は、軽度の介護状態までの人を対象としているケースは多いです。

ただ、この「入居基準」というのは、「明確な基準としては60歳以上である、ということだけ」という意味です。独自の基準を設けているところもあります。

関連記事:サービス付き高齢者向け住宅の5つの入居条件

1-3.サービス付き高齢者向け住宅の費用

月額費用は10万円~20万円程度です。入居時に支払う費用は施設によって異なり、「まったく必要ない」というところから、数百万円に及ぶところまであります。

関連記事:サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)での生活にかかる費用まとめ

2.サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)ならではの特徴とは?

サ高住ならではの特徴についてみていきましょう。

2-1.国土交通省が定めた登録基準

サ高住として登録するためには、国土交通省が定めた「登録基準」を満たす必要があります。そしてこれこそが、サ高住のもっとも大きな特徴と言えます。ちなみに、この「サ高住」は、平成23年に生まれたものです。

2-1-1.①広さ

サ高住の場合、「十分な広さが確保できること」を条件としています。その基準は、「居室の広さが25㎡以上」というものです。(共有部分が大きければ18㎡以上となる)「広さの確保」が、サ高住の特徴であり、魅力でもあります。

2-1-2.②設備

サ高住には、設備の基準もあります。まず、バリアフリー構造であること。高齢者対象住宅であるため、これは重要です。

また、専有部分に、台所や水洗トイレ、収納ペース、浴室、洗面所がついていることも基準の一つです。一般的な「家」に求められる設備があることが原則となります。

2-2-2.③管理(行政指導)

サ高住は、その特性上、「公平さ」が求められます。そのため、誇大広告を打ち出したり、契約前の説明があいまいであったりということは禁止されており、情報の適正な開示を行う必要があります。また、行政による立ち入り検査や指示も入ります。

2-2.求められるサービス

サ高住に求められるサービスについてみていきましょう。

関連記事:サービス付き高齢者向け住宅のサービス内容ってどんなもの?

2-2-1.④安否確認サービス

常駐しているスタッフによる「見守り」は行われています。嫌な言い方ではありますが、いわゆる「孤独死」などを防ぐ機能としても機能しています。

関連記事:サービス付き高齢者向け住宅の安否確認サービスとはどんなもの?

2-2-2.⑤生活相談サービス

生活全般に関する相談を行うことができます。解決策や改善策を聞くことができますし、「人に話すこと」だけでも気が楽になるでしょう。

関連記事:サービス付き高齢者向け住宅の生活相談員にはどんな役割がある?

3.サービスへの疑問点

よくあるであろう疑問点を解消していきます。

3-1.⑥介護サービスは受けられる?

基本的にはサ高住の場合は外部の介護サービスを自分で選び、依頼することになります。

関連記事:サービス付き高齢者向け住宅のサービスに介護保険サービスは含まれる?

3-2.⑦医療サービスは受けられる?

これも、原則としては対応していません。しかし、施設によってはリハビリなどを含む医療サービスを受けられるケースがあります。この点に関しては介護サービスと同じで、施設ごとの性格の違いがでます。

関連記事:サービス付き高齢者向け住宅で行うことのできる医療行為とは?

4.入居後の生活

入居後の生活についても見ていきましょう。

4-1.入った後はどうなるか

基本的には「家」であるため、退去を強制されることはありません。しかし、長期入院や症状の悪化などが、その施設の掲げる「条件」と合致していない場合は、退所となることもあります。

4-1-1.⑧認知症になったら

認知症に関しては基本的には対応していません。しかしながら、施設によってばらつきはあります。

4-1-2.⑨介護レベルが進んだら

その施設の「条件」によります。「要介護状態になっても、施設内で対処する」というケースもあるでしょうし、「外部の介護スタッフが対応できれば可」としているケースもあるでしょうし、「条件が折り合わないので退所をお願いする」というケースもあるでしょう。

4-1-3.⑩入院したら

長期の入院に関しても判断がわかれます。「それは困る」としているところもあれば、「賃貸住宅であるから、その家賃などを払っていてくれるならば、退去の必要はない」とするところもあります。

5.他の施設との違いは?

ここまではサ高住の特徴についてみてきましたが、他の施設との違いも見ていきましょう。

5-1.入所施設にはどのようなものがあるか

入所施設にはさまざまなものがありますが、ここでは特に代表的な4つを取り上げます。

5-1-1.介護付き有料老人ホームとの違い

介護付き有料老人ホームとサ高住の違いは「介護がついているかどうか」ということにあります。上でも述べたように、サ高住のなかには介護に対応しているところもないわけではありませんが、絶対条件ではありません。

5-1-2.在宅介護との違い

在宅介護は、その名称通り、家で介護を受けることを指します。サ高住の場合、確かに介護状態になった人はこれらのサービスを利用することになりますが、自立している人にとっては不要であり、利用しなくてもよいものです。

5-1-3.短期入所施設との違い

短期入所施設の連続使用期間の上限は30日間です。しかし、「賃貸住宅」であるサ高住は、このようなしばりがありません。

5-1-4.養護老人ホーム

養護老人ホームは「さまざまな理由により、自宅で生活を営めない(営むことが難しい)人が入る施設」です。この「さまざまな理由」には経済的な困窮も含まれており、比較的資金が潤沢であることが求められるサ高住とは、方向性が大きく違います。

関連記事:入居困難な養護老人ホーム|入居条件とサービス内容について

6.まとめ

サ高住は、広さなどが確保されているという意味で、とても住みやすいものです。また、施設ごとの差が大きいので、内容についてはしっかりと確認しておく必要があります。

他の施設との差を明確にし、上手に選択しましょう。

参考URL:
http://www.kaigo104.com/shurui/yougo.html
http://www.cocofump.co.jp/faq/
https://www.satsuki-jutaku.jp/faq/228.html
http://kaigo.chintai.mynavi.jp/guide/detail_01/02/
http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk3_000005.html
http://kaigo.homes.co.jp/manual/facilities_comment/service/
http://dot.asahi.com/wa/2014093000097.html
http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk3_000005.html

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