健康法

今日から実践できる!認知症の予防に効果的な16の食材と食事

認知症 予防 食事

認知症を予防する食事について見ていきます。

食事は、人間の生活の根幹となるものです。今回は認知症と食事の関係についてみていきましょう。

1.食生活と認知症の関係性

「認知症を防ぐ食生活」は存在する、というのが、現在の一般的な見方です。それには2通りの考え方があります。

1-1.認知症の危険因子を減らす

その一つが、「危険因子(原因となり得る身体の悪い状態)を減らす」というものです。たとえば高血圧や糖尿病は、認知症の危険因子の一つとなります。これらは食事と密接に関係しているため、これらになりにくい食事を心がけることは、認知症を予防することにもつながります。

1-2.認知症発症の抑制効果

より積極的に働きかけることが可能なのが、この「発症の抑制効果がある食材を取り入れる」ということです。これに関しては、後述の「食材」のところで詳しくお話していきましょう。

2.認知症予防に効果的な16の食材と食事

ここからは、具体的な「食材」についてお話していきます。

2-1.オリーブオイル

オリーブオイルは非常に「健康的な油」であると言われています。オレイン酸で主に構成されているのですが、これは、神経伝達をスムーズにすると言われています。アルツハイマー型認知症の原因物質ではないか?と言われて研究の進んでいるアミロイドβ(タンパク質の一種)を、エクストラバージンオイルが減少させるとも言われており、その有用性が着目されています。

2-2.ココナッツオイル

ココナッツオイルもまた、オリーブオイルに並んで、健康によいとされている油です。脳のエネルギー源として働くことができ、糖尿病の予防にも役立ちます。ただし、ココナッツオイルはオリーブオイルに比べてクセがあり、料理への使用にはちょっとコツが必要です。

2-3.亜麻仁油

オリーブオイルやココナッツオイルはフライパンに敷いて使う使い方が一般的ですが、亜麻仁油はサラダなどに使われることが多いようです。後の「青魚」のところでも詳しく触れるDHAなどが含まれており、この摂取が可能です。アマニ油は、サラダオイルに比べてちょっとお高めなので、上手に摂っていきたいものです。

2-4.えごま油

油はそのカロリーの高さなどから悪役にされがちです。しかし、オリーブオイルやココナッツオイル、アマニ油などからもわかるように、有用に使うこともできます。えごま油も、そんな「お役立ち油」のうちの一つです。ココナッツオイルは認知症のなかでも特にアルツハイマー型に効果的だと言われていますが、えごま油は脳血管性によくきくと言われています。αリノレン酸がDHAに変換されることがその理由です。

2-5.カレー

「カレーが認知症予防にきく」と言われると、多くの人が驚くことでしょう。しかし、カレーを主食とするインドではアルツハイマーの起きる確率が低いと言われています。「クルクミン」という成分がその要因であるとも言われており、特にものごとの認識力に大きな影響を与えると考えられています。

2-6.青魚

「健康によい」と言われて注目される青魚。この青魚に含まれているDHAなどが、脳によい影響を与えると言われています。これは認知症を防ぐだけでなく、コレステロールの低下や血圧の低下にも役立つと言われています。値上がりしたとはいえ価格も手ごろですから、取り入れたいものです。

2-7.コーヒー

続いて、「飲み物」に着目していきましょう。コーヒーは認知症のリスクを下げると言われています。フィンランドなどで10年間の追跡調査が行われました。その結果、MMSE(認知症を判断するための検査として使われている検査方法)の実施時において、コーヒーを飲む習慣のある人は1.2%の低下にとどまるということがわかりました。飲まない人との差はわずか0.2%ではありますが、「飲まない人」と「毎日3杯飲む人」の数値の差は4.3倍にもなります。

ただ、コーヒーに関しては、「飲みすぎはよくない」という見解も出されており、「1日何杯が適当か」ということの答えは出ていません。

2-8.緑茶

緑茶の調査は、70歳以上の高齢者約1000人を対象に行われました。1日2杯以上緑茶を飲む人は、1週間に3杯以下しか飲まない人に比べ、「認知症である」と判断される範囲にあたる割合半分以下だったいう結果が出ています。

2-9.牛乳

子どもの学校給食でも出てくる牛乳は、認知症の予防にも効果的だと考えられています。乳製品の摂取は、まったく乳製品をとらない人とそうでない人を比べると、あきらかな差がでると考えられています。

2-10.カマンベールチーズ

白カビチーズとして有名なカマンベールチーズ。「牛乳」の項でも、「乳製品は認知症に効果がある」としましたが、カマンベールチーズと認知症の研究で、初めて「なぜ」発酵乳製品が効果を示すか、ということが明らかにされました。カマンベールチーズは、抗炎症作用があり、脳内にたまった老廃物を取り除いてくれる効果があるということです。これらは、それぞれ、特に「オレイン酸アミド」と「デヒドエルゴステロール」という成分によって行われます。

ちなみに、白カビチーズではありますが、カマンベールチーズは、チーズのなかでも屈指の食べやすさを誇ります。

参考:アルツハイマー病を予防できる可能性 - カマンベールチーズに原因物質の沈着を抑える成分を発見 -

2-11.チョコレート

高いカロリーと油分から、しばしば悪者にされるのが「チョコレート」。しかし高カカオのチョコレートを食べることにより、脳の海馬に含まれているBDNFの値が上昇すると言われています。アルツハイマーは、海馬が縮こまってしまうため、これに対抗するBDNFの値を増やすことは有効である、と考えられています。

ちなみに、基本となる量は、1日に25グラム。板チョコ3分の1~4分の1程度です。

2-12.卵

完全食としても名高い卵には、「コリン」が多く含まれています。これは、脳の神経の伝達物質のうちの一つです。これを積極的にとることは、記憶力の上昇につながります。卵は使い方もいろいろですから、取り入れやすいですね。

2-13.枝豆

動脈硬化の原因であるとともに、アルツハイマーのリスクを高める要因である「ホモシステイン」という物質があります。これはアミノ酸の一種ですが、枝豆には、これを防ぐ効果があります。

2-14.クルミ

無作為に選んだ447人を対象として行われた調査では、「クルミなどのナッツを含んだ食事をしていた人は、そうではない人に比べて、記憶力が向上する」という結果が出ています。ナッツ類そのものが、抗酸化作用や抗炎症作用をもっている上に、クルミにはポリフェノールも含まれているため、このような結果が出たと考えられています。

2-15.和食

和食は非常にバランスのよい食事です。特に、

  • 青魚が中心であること
  • カロリーをとりすぎないこと
  • 野菜などが盛り込まれていること

がポイントです。ただし、塩分過多になりやすいので、その点には注意が必要です。

2-16.地中海料理

地中海料理も認知症予防に効果的です。

  • 「オリーブオイル」が油の中心
  • 色鮮やかな緑黄色野菜が多い
  • クルミなどのナッツ類をとれる
  • 認知症の予防に効果がある赤ワインなどを飲む習慣がある

しかし、地中海料理はカロリーが高くなりがちです。

3.継続が重要

認知症予防に効果的な食材を知った上で、もう一つ大事なキーワードをお教えします。それが「継続」です。

3-1.うまく継続していくには?

食材や料理は、1度変えたからといって、翌日に効果がでる、というものではありません。そのため、継続することが必要です。

継続するためには、「無理をしないこと」が大切です。毎日の食生活に気を付けることは大切ですが、「上の食材だけしか食べてはいけない」ということはありません。外食だってOKです。ただ、「意識する」「心がける」「情報を集める」ということだけは忘れないでください。そして、買い物をするときに、1食に1品でもいいので、上であげた食材を選ぶところから始めてみてください。

4.まとめ

認知症を予防する食事について見てきました。

認知症を予防する16の食材・食事
1.オリーブオイル
2.ココナッツオイル
3.亜麻仁油
4.えごま油
5.カレー
6.青魚
7.コーヒー
8.緑茶
9.牛乳
10.カマンベールチーズ
11.チョコレート
12.卵
13.枝豆
14.クルミ
15.和食
16.地中海料理

認知症に効果的だと言われる食材は、それだけを食べていれば絶対に認知症にならない、というものではありません。

しかし、取り入れやすい食材も多いですから、1日1食1品からでも摂取を心がけていきたいものです。

老眼を治す方法?最新の老眼治療7選&明日からできる予防方法5選

老眼

老眼を治す方法、予防方法について見ていきます。

一度老眼になってしまうと、もう治らない、治療方法がないと考えている人も多いのではないでしょうか?

加齢によってほとんどの人が老眼になってしまいますが、最新の治療によって改善させたり、また老眼になる前から予防を行うことで老眼の進行を遅らせたりできます。

最新の老眼治療方法と、誰でも簡単にできる老眼の予防方法について見ていきましょう。

1.老眼の原因になるものは?

どういったことが原因で老眼になってしまうのでしょうか?

また、老眼の進行を早めてしまうような行為はあるのでしょうか?

1-1.老眼の原因は加齢による調節機能の衰え

目の構造(水晶体など)

老眼の原因は、水晶体と目の筋肉(毛様体筋)の衰えです。

水晶体とは目の中のレンズの役割をしているもので、毛様体筋と呼ばれる筋肉の働きによって、厚くなったり、薄くなったりしてピントを合わせています。

加齢によって、水晶体は弾力を失い、また毛様体筋の働きも弱くなり、スムーズに伸び縮みができないようになってしまいます。

そのため、うまくピントを合わせることができず、近くのものがぼやけて見えてしまうのです。

この水晶体と毛様体筋の衰えは40歳ごろから始まるといわれていますが、早い人では30代頃から症状が出る人もいます。

一度老眼が始まると、65歳ごろまで症状は進行し続けます。

1-2.老眼の進行を早める行為

1-2-1.デスクワークなどの座り仕事が老眼を早める

長時間の事務作業などのデスクワークが多い方は要注意です。

首や肩などの血流が悪くなってしまうことが多く、目に酸素や栄養がうまく行き渡らず老眼の進行を早めてしまうと考えられています。

1-2-2.運動不足が老眼を早める

運動不足も血流が悪化してしまうため、老眼の進行を早めてしまいます。適度な運動を心がけるようにしましょう。

1-2-3.老眼鏡を使わないと老眼を早める

老眼鏡無しでスマホを見る

老眼が始まっているにもかかわらず、無理に裸眼でものを見ようとすると、余計に目を疲れやすくすることになり、老眼の進行を早めてしまう可能性があります。

「老眼鏡を使うと老眼が早く進行する」という都市伝説がありますが、むしろこちらの方が問題です。

2.最新の老眼治療7選

近年では目の治療方法も多様化し、選択肢が増えました。どのような治療手段があるのかについて紹介します。

2-1.モノビジョンレーシック

レーシック

レーシックとは、レーザーを使い、角膜と呼ばれる眼球の外側にある透明の膜を薄く削り、光の屈折力を調整することで視力を回復する手術です。

通常のレーシックでは左右の視力を同じ水準にしますが、このモノビジョンレーシックでは一方の目を遠くのものを見る用に、もう一方を近くのものを見る用に視力に差をつけるレーシックです。

片方の目では遠近のどちらかしか見ることができませんが、両目で見ることでどちらもはっきり見えるようになります。

ただし、長時間遠く(もしくは近く)を見続ける人はこのモノビジョンレーシックは向きません。

2-2.レインドロップ

「raindrop」という名前の老眼治療用レンズを角膜内に挿入する手術です。

このレンズの影響で近くのものが見やすくなります。

やや小さめの文字でも裸眼で見えるようになりますが、まれに視力が安定しないことがあり、その場合はレンズを摘出するということがあります。

2-3.アキュフォーカスリング

よく見える両目

アキュフォーカスリングとは、角膜の中に極小のリング(AcuFocus Ring)を挿入し、「ピンホール効果」で近くのものが見やすくなる治療方法です。

視力が安定するまでに3~6カ月程度かかることがあります。

また、若干視界が暗く見えるように感じます。

2-4.多焦点眼内レンズ

目の水晶体を取り除き、代わりに多焦点眼内レンズを挿入します。

このレンズは遠近両用メガネの役割をして、遠くのものと近くのものを見ることができるようになります。

非常に高価であることがネックになるかもしれません。

2-5.フェイキックIOL

角膜の内側にレンズを入れる治療方法で、レーシックが不適応になってしまった人でも手術を受けられる、として注目を浴びています。

「永久コンタクトレンズ」として新聞に紹介されたこともあります。

多焦点眼内レンズ同様、比較的価格が高いことが難点です。

2-6.CK(伝導性角膜形成術)

CKは高周波を角膜周辺部に照射することで、角膜の形状を変えることで視力を矯正する手術法です。

基本的には片方の目のみ行い、モノビジョン(左右の視力に差がある)の状態になります。

2-7.オルソケラトロジー

コンタクトレンズ

オルソケラトロジーとは特殊なコンタクトレンズを用いた角膜矯正で、就寝中にこのレンズを装着することで行います。

レンズに合わせて角膜の形状が変わり、視力が向上します。

ただし、効果が続くのは約一日で、毎晩就寝時に装着する必要があります。

3.老眼の予防方法5選

では、老眼にまだなっていない人は、老眼が始まるのを遅らせるためにどのような予防ができるでしょうか?

3-1.眼球ストレッチをする

眼球を上下左右に動かすことで、眼の周りの筋肉をほぐすことができ、老眼の予防になります。

参考:目のストレッチの方法|参天製薬
http://www.santen.co.jp/ja/healthcare/eye/eyecare/stretch/

3-2.3Dアートによるトレーニングをする

3Dアートという目の焦点をずらして見つめることで絵や写真が立体的に見える画像を、一日数分行うだけでもいい目のトレーニングになります。

眼球ストレッチと同様、筋肉のコリをほぐすので、老眼の予防として有効と考えられています。

3-3.疲れ目のケアをする

疲れ目の状態が続くと、目の周りの筋肉が緊張しっぱなしになってしまい、どんどん衰えていきます。

そのため、老眼になるのが早まってしまう可能性があります。

この緊張を解消し、筋肉を柔軟に保つことが老眼の予防につながります。

3-3-1.ツボを刺激する

ツボ押し目の近くや、首の後ろの辺りにある「ツボ」を刺激することで疲れ目に効果があるといわれています。

眼球ストレッチとともにやるとより効果的でしょう。

参考:疲れ目に効くツボ押し|田辺三菱製薬のヘルスケア
http://www.mt-pharma.co.jp/healthcare/library/eye07.html

3-3-2.十分な睡眠をとる

睡眠不足も疲れ目を長引かせる原因となります。

特に、パソコンなどで目を酷使した日などは意識的に長めの睡眠をとるようにするといいでしょう。

3-3-3.温めたり冷やしたりする

目やその周辺を温めたり、冷やしたりすることで血流を改善し、疲れ目を和らげる効果が期待されます。

温めるのと、冷やすのはどちらも有効と考えられていますが、目に炎症や充血がある場合は、冷やす方がいいでしょう。

痛みを伴うような症状の場合は、どちらもせず眼科医に相談するようにしましょう。

3-5.バランスの良い食事を心がける!目にいい食材とは?

ビタミンやミネラルをバランスよくとることが重要です。

その中でも注目されているのが、ルテインやアントシアニンなどの抗酸化作用を持つ栄養素です。

抗酸化作用により体内で生じる活性酸素を除去したり、発生を抑えたりします。

ホウレンソウ

ルテインは青汁に使われるケールやホウレンソウに多く含まれます。

油と一緒にとることで体内への吸収率が高まるため、油で炒めたり、ドレッシングをかけて食べるといいでしょう。

アントシアニンは紫色の色素体なので、食品も色味の強いものが多いです。

例えば、ブルーベリーやブドウ、なすや黒豆などです。

最近耳にすることが多い「アサイーベリー」には非常に多くのアントシアニンが含まれることがわかっています。

紹介した特定のものばかりを食べるのではなく、バランスよく食べることを意識しましょう。

4.まとめ

老眼を治す方法、予防方法について見てきました。

老眼は加齢によって進行していく「仕方がない」ものとして考えている人も多いと思いますが、近年では多用な治療方法が存在しています。

目の手術と聞くと誰しも不安を抱くと思いますので、実際に治療する際は事前に医師と納得するまで相談されることをおすすめします。

また、現状では目の治療は保険適用外のものが多く、費用も決して安くはありません。

日頃から目をいたわり、老眼になるのを少しでも遅らせられるよう意識してみましょう。

 

 

参考:

低下した視力を矯正するレーシック手術とは?
http://takeda-kenko.jp/navi/navi.php?key=rougan
http://www.santen.co.jp/ja/healthcare/eye/library/hyperopia/
http://www.minatomiraieye.jp/
http://www.ortho-k.co.jp/index.html

榎木孝明氏が30日実践の不食とは?絶対真似してはいけない7つの理由

不食

俳優の榎木孝明さんが「不食」を30日実践し、記者会見を行ったことで不食に注目が集まっています。

不食実践者とされる人たちは食べなくても済む、健康になる、病気にならないなどと喧伝されていますが、客観的に考えるかぎり、多くの人は真似をしない方がいいと言えるでしょう。

その理由について見ていきます。

※以下には、不食実践者による体験をもとにした内容や独自の考え方が多分に含まれています。筆者の体験談も含め、大半の内容は科学的・医学的に認められないところが多く、専門家の協力無しに実行するには大きなリスクが伴います。ダイエットとして行うには、命を失いかねない危険があるため、安易に真似をされることはおやめください。

1.榎木孝明さんが実践した「30日不食」の中身とは?

俳優の榎木孝明さんが17日に緊急記者会見を開き、翌18日に30日にわたる「不食」生活を終えることを話しました。

1-1.「30日不食」とはどんな内容だったのか?

榎木さんが30日間にわたって行った「不食」では、飲み物(水やお茶など)を除いて「食べ物を口にしない」ということを実践していました。

研究室に泊まり込み、専門家の監視のもとに行われたこの「実験」。途中で塩分や糖分の補給を勧められたため、「あめ」や「塩あめ」は食べたとのことでした。

1-2.なぜ「30日不食」をやろうと思ったのか?

「食べなくても生きられることを、自分の体で科学的に調べてみたかった」と話した榎木さん。

20代の頃から続けているインドなどへの一人旅では、飲まず食わずで帰国することも多かったらしく、その際にむしろ体調が良くなっていることから「不食」に着目するようになったとのこと。

1-3.不食を実践した結果どうなったのか?

30日の「不食」では以下のような効果・結果が得られたといいます。

  • 体重が80kgから71kgになった
  • 71kgになってからは減っていない
  • 宿便が出た(期間中の排便は3回のみ)
  • 食欲が無くなった(うなぎの蒲焼きのにおいを嗅いでも食べたいと感じなかった)
  • 集中力が増した
  • 本を読むスピードが速くなった
  • セリフ覚えが速くなった
  • 睡眠が深くなり、4時間で十分になった
  • 腰痛が無くなった
  • 運動時の呼吸が(自然に)腹式呼吸になった
  • スタミナが増した

1-4.不食後の食事はどうだったのか?

「不食」明けにホテルで最初の食事をとったそうです。

食事の内容は、小エビ、パンプキンスープ、パテ・ド・カンパーニュ、ほうれん草のクリーム煮。

そして、白ワインも飲みました。いずれのメニューも胃腸をいたわり、少しずつゆっくり食べたそうです。

榎木さんいわく、「素材の味がよくわかる」「食べたものが入っていく感覚がわかる」とのことでとても満足そうだったといいます。

今後は少しずつ食事の量を増やし、1日3食の生活に戻していくようです。

1-5.不食実践後の榎木さんのメッセージ

30日間の「不食」を無事に終えた榎木さんは、「不食」自体に賛否両論があることをわかった上で、非常に重要なメッセージを残しました。

「決して同じマネはしないでください」

2.「不食」とは?

では、そもそも「不食」とはいったいどのようなこと・考え方のことなのでしょうか?

2-1.不食とは何をする(しない)ことなのか?

不食とは、「ものを食べない生活」のことで、決して「食べることを我慢する」のではなく、「食べなくても大丈夫」という状態を目指しているそうです。

「不食」をテーマにした書籍や、東日本大震災などの災害時に起こる一時的な食糧不足などをきっかけに徐々に注目が集まってきている考え方です。

2-2.不食を誰が考えたのか?

「不食」という考え方は『人は食べなくても生きていける』の著者である山田鷹夫さんが最初に提唱しました。

独自の断食療法を確立した甲田光雄医師の影響を受けていると言われています。

2-3.不食はどのくらいの期間行うのか?

基本的には、一定の期間行うという類のものではなく、食べ物を必要としないという生き方・考え方のため、継続的に行われるもののようです。

今回の榎木さんの30日間の不食はあくまで実験としての側面が強いものだったので、短期間で終えています。

2-4.不食と断食や絶食はなにが違うのか?

よく耳にする断食や絶食といった「食べない」ことを意味する言葉と、不食はどのように違うのでしょうか?

2-4-1.断食

まず断食は、多くの宗教でも行われている(行う人がいる)行為です。最近では、健康法として行う人が増えていて、「プチ断食」や「fasting(ファスティング)」などが話題になっています。

2-4-2.絶食

絶食は医療的な行為としての意味合いが強く、病気改善や治療を行うために食事を抜いたり制限したりすることを指します。

2-4-3.不食との目的や考え方の違い

ただ、いずれの言葉も「食べない」という行為自体には変わりはなく、あくまでどういう目的があるのか、どういった考えのもとに行うのかという違いしかありません。

2-5.不食はどのように行う?実践者が行っている方法

では、実践者は具体的にどのように不食を行っているのか見ていきましょう。

2-5-1.不食では基本的には何も食べない

不食では、基本的には食べ物を何も口にしないそうです。

ただ、飲み物(水やお茶、青汁など)を飲んでもいいというルールにしていたり、実際には物を食べていても「これは食事ではない」としていたり、とその方法論は実践する人それぞれの考え方によるようです。

2-5-2.徐々に(ステップで)慣れる

一般の人が不食を生活に導入するにあたって、下記のようなステップを踏むことをすすめています。

  1. 朝食を食べない(一日二食)
  2. 寝食を忘れるほどの仕事や趣味を見つける
  3. 徐々に一日一食に慣らしていく

1と3については、身体を慣らすため、ということでよくわかると思います。

2が必要な理由として、「食事をしないと暇になってしまう」ということが挙げられています。

2-6.不食を何のために行うのか?その目的

では不食はいったい何のために行うのでしょうか? 実践することでいったいどんな効果が得られるというのでしょうか?

2-6-1.病気にならない

まず、不食実践者は「食べることが病気を招く」と考えています。そのため、食べないことで病気とは無縁の身体になるといいます。

もともとかかっている病気さえも治してしまうと言われているため、難病を抱えた人がわらにもすがる気持ちで不食を実行する例もあるようです。

2-6-2.若返る

食事は病気だけでなく「老化を招く」というのが不食実践者の主張です。食べることをやめることで身体が若返るといいます。

2-6-3.究極の防災手段

万が一、災害にあい食事をとれないような状況になってしまっても、食事がいらないので生存の可能性が高まるということも言われています。

2-6-4.そもそも食事が必要ない

いままでに挙げた内容は、結果として副次的についてくる(と考えられている)効果です。

不食とは、そもそも食べる必要がない、我慢しているわけではない、という考え方なので、食べる必要がないから食べないというのは当たり前といえば当たり前かもしれません。

3.不食を真似しない方がいい7つの理由

ここまでで不食について大まかに知ることができたかと思われますが、中には「やってみたい」と感じた人もいるかもしれません。

ただ、現時点では真似をしない方がいいと言わざるを得ません。

その理由として以下の7つがあります。

3-1.科学的な根拠に欠ける

科学や医学をもとにした根拠に圧倒的に欠けています。

実践者による不食についての書籍は複数出版されていますが、いずれも「なぜ不食をしても身体的に問題が無いのか」という理由について、客観的な、再現性のある説明がなされていません。

少食や、一定期間の食事制限によって体調の回復や、病気の治療になるケースがあることは事実ですが、人体には外部からの栄養摂取が必要なため、ずっと食べずに生きていけるということは考えにくいです。

3-2.身体的変化に個人差がある

人間の身体にはそれぞれに大きな個体差があります。

同じ環境で育っても、70歳で亡くなる方もいれば、100歳以上でも亡くならない方もいます。

病気がちの人もいれば、風邪ひとつひかない人もいます。

もしかすると不食を実行してもある一定の期間であれば何の問題の無い人もいるかもしれません。

しかし、それは他のみんなにもあてはまるということではありません。

3-3.飢餓と矛盾する

今なお世界のどこかでは飢えに苦しんでいる人たちがいます。残念ながら飢えが原因で亡くなってしまう方も少なくありません。

彼らの主張が正しいというのであれば、食べ物を満足に食べられず飢えてしまっている人たちこそ、健康で長生きするのではないでしょうか。

3-4.実践者は実際は何かしら「食べている」

書籍などを出されている不食実践者の方は、実際には何かしらのものを食べているそうです。

前述の不食提唱者である山田鷹夫さんも宴会などで大酒や大食をされたり、ことあるごとに食事をされたりするといいます。

確かに一般的な人よりかは全体での食べる量は少ないですが、全く食べていないということはないようです。

つまり、不食を提唱している人が、実際にやっているのは「少食」だというわけです。

3-5.少食・不食で健康阻害・病気悪化の例がある

不食や極端な少食を実行することで、健康を害してしまっていた人もいます。病気を治すつもりで始めて悪化してしまったという人もいます。

家族の反対を押し切って不食を実行し、亡くなってしまった女性がヨーロッパでニュースになりました。

参考記事:Swiss Woman Tries to Survive on Light Alone, Starves to Death

3-6.非社会的な生活になる

食事をしなくなると、周囲の人との食事を断るか、一緒に行っても何も食べない、ということになるかと思われます。

コミュニケーションを深める上で一緒に食事をすることは手っ取り早い手段とも言えます。

「同じ釜の飯を食う」「飲みニケーション」という言葉があるように、飲食を共にするということはただ飲み食いをすること以上の効果や影響があると言えるでしょう。

残念なことではありますが、食事を断り続ければ、周囲の心象が悪くなってしまうこともありますし、場合によって疎遠になってしまう可能性もありえます。

3-7.食べることは楽しい・幸せなこと

食欲は人間の生理的欲求の一つで、非常に強い欲求でもあります。

これを満たすことで満足感を得られますし、何よりおいしいものを食べることに幸せを感じる人は少なくないでしょう。

「家族の団らん」と聞いて食事のシーンを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?

それだけ、「複数人で一緒に食事することは楽しい」というイメージを多くの人が持っているのだと思われます。

そんな生活の中の幸せや楽しみの一つを取り去る必要が本当にあるのでしょうか?

4.断食(1日2食)体験談

実は、「不食」ではありませんが、筆者は1日2食、いわゆる「プチ断食」を実践していた時期があります。何かの参考になさっていただければ幸いです。

4-1.目的(なぜ始めたか?)

健康そのものに興味があったことと、放っておくと何時間でも寝てしまうので、その長い睡眠時間を減らしたいと思い、いくつかの書籍を参考にし実践してみました。

4-2.具体的行動(何をしたのか?)

まず、1日2食にして朝食を抜くということです。

もともと朝食は食べないこともあったので、この点についてはそこまで難しくありませんでした。

また、食事の際には魚以外の動物性たんぱく質を避けるようにしていました。

肉や乳製品、卵などが対象です。大好きなから揚げが食べられないのは辛すぎるので、このルールはややゆるめで行っていました。

「少量ならOK」「昼食か夕食、どちらか一方ならOK」といった感じです。

他に食事で気をつけることは「腹八分目」でした。

お腹いっぱいにならないように食べ、もし腹八分目を迎えてもまだ料理が残っている場合は残すようにしていました。

そして、水を2リットル飲むということも行っていました。

午前中は食事をしない代わりに水を多めに飲むことを心がけていました。

4-3.経過・結果(どうだったか?どうなったか?)

4-3-1.体重の増減

体重は55kg(BMI18)が、一カ月弱で48kg(BMI15.7)まで落ち、その後50kg前後(BMI16.3)で落ち着くようになりました。

BMIを見ていただくとわかりますが、もともと痩せ型だったのにもかかわらず、さらに痩せてしまい、見た目にも不健康そうな状態になってしまいました。不思議だったのは、一旦48kgまで落ちきった後に食事量を増やさなくても、体重が増えたことでした。内臓の栄養吸収率が上がって同じ量を食べても、今までより栄養がたくさんとれているとも考えられますが、実際のところはわかっていません。

4-3-2.健康状態

風邪を引くなど病気にかかった記憶はありません。内臓の調子が良いというのが非常によくわかり、食べたものが身体の中のどの辺りを通っているかがわかりました。

摂取エネルギーは減りましたが、趣味のランニングでバテるということはありませんでした。ちなみにこの時期にフルマラソンの大会に出場し、完走しています。

4-3-3.睡眠時間

一番の目的であった睡眠時間を減らすことですが、残念ながらまったく適いませんでした。日によってはむしろ猛烈な眠気が襲い、一日中寝てしまったこともありました。それがプチ断食の影響だったかは判明していません。

4-3-4.その他

「空腹が心地いい」という感覚がありました。午前中に空腹の状態で水をたくさん飲むと、胃や腸の中を通っていくのがわかるので、内臓を掃除しているような気持ちになり、より心地よく感じられました。空腹時には非常に集中力が増し、夢中で物事に没頭できたように思います。それに、空腹になればなるほど集中力が増したようにも思えました。

味覚が敏感になり、薄味でも満足できるようになったと思います。以前よりも食べ物がとてもおいしく感じられました。

4-4.どうしてやめたのか?

最初の理由は就職です。実践していたのは大学生のときで、就職後にやめることになりました。というのも、社会人が1日2リットルも水を飲むのは非常に難しく、量を確保することだけでなく、トイレの回数が多いことも難点でした。

もう一つの理由として、付き合いのためです。食事を制限することで、異質な存在と見られたり、周囲から食事に誘われにくくなってしまったり、一緒に食事をしていても(一人だけ肉を食べなかったりするので)変な空気になってしまったり、ということを経験しました。社会人としてマイナスの方が大きいと感じました。

最後の理由は、太りたかったためです。成長期の頃からずっと痩せ型で、自分の中でコンプレックスだったので、ずっと太りたいという気持ちがありました。当然、1日2食で一般的な男性より少ない食事量(摂取カロリー)だったので、今より太るのは難しいと思い、プチ断食を断念しました。

4-5.実践した感想

(プチ)断食によるメリットはいくつかありましたが、一般的な社会人が実践するにはとてもハードルが高いように感じました。

身体的な改善を求めて行ったことですが、「これくらい(の食事量)でやめておこう」と考えられる自制心が身についたことは意外な効果として驚いています。

5.まとめ

「何も食べない」という行為は極めて危険なので、個人の判断で(専門家などの協力を得ずに)不食を行うことは絶対に避けてください。

参考:
http://www.hochi.co.jp/entertainment/20150617-OHT1T50055.html
http://www.hochi.co.jp/entertainment/20150618-OHT1T50218.html